▼キャラ別感想(cv敬称略)
ネタバレについては折り畳んでいます。
ご注意ください。
攻略順紹介です↓↓
お爺言葉を操る狐
白月(cv櫻井孝宏)
油揚げが嫌いな九尾の妖、白月さん。
おじいちゃんな癖にトレンディなファッション雑誌とか読む。渋谷とか原宿に行きたいお年頃。
だけど今度煎茶を一緒に飲もうぞ!って誘われたからやっぱりおじいちゃんだと思う。
顔が好みだったので一人目攻略でした。
いつおじいちゃん言葉が抜けるんだろうと楽しみにプレイしたのですが、その真相は……!
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
悲恋、めちゃくちゃ良かったなあ……。
「わしはなぁ、あやつが好きだったのじゃ」
っていう言葉を室長だけに聞かせて勝手に仮契約解除する白月、結構好きでした。
「……あの歌に込めた想いは、
紛れもない本心だったけど」
「それももう、どうでもいい。
今となってはなんの意味もない……」
俺は、腕輪を取り出した。
式神の正式な契約の際に必要となるはずだった。
彼女の華奢な手首になじむよう、丁寧に作った。
「これも、もう必要ない」
「……我、白月は、主、秋津しのの使役から、
解き放たれることを宣言する」
つって正式契約に必要だった腕輪を要らないって言ったり、しのちゃんに贈った歌を呟いたり、なんか普通に両想いだったのにすれ違って幸せになれなかったのが切ない。
白月ルート、悲恋が正史で良くないですか??
というか私はヒヨコなので、初めて見たエンドを親のように思ってしまうんですよ。
なので(初週ハピエン行けなかった)白月ルートは悲恋が正史です………。攻略、下手だなぁ……。
というかハッピーエンド、普通に小狐が胸糞悪いんですが皆さん許したんですか??
「……だって、おかしいと思ったんだ。
白月が急に誰かの式神になるなんて」
「しかも新入りの頼りなさそうな妖守が
主なんて、ますますありえないよ!」
うーーーーーーん。
なんか……子どもだからってなんのお咎めも無しって言うのは……どうなの?
人間に対して狐火使ってるし、割とオイタなことしてると思うんですけど、しのちゃん優しすぎでは?私ならボコボコにするが。
しかもこの件、ぜーーんぶ小狐が悪いじゃん。むしろ小狐以外の悪者が居ない。
まあそんな小狐ですが(小狐ルートではありません)、友情エンドだと割と許せます。
「改めて、ごめんなさい……。
オレはあんたのこと悪く言って、
みんなをあんたの敵にしようとしたんだ」
「自分でもすごく卑怯なことをしたなって
思った……。誤解してたからだけど、
でも、ごめんなさい」
ちゃんと謝れる良い子。
「……ふーん。そっか。
あんたたちの関係って……なんかいいね」
「あのさ。あんたは、その……。
式神をもう一人ほしかったりとかは……」
「な、なんでもないっ!」
可愛いとこあるじゃん?
「あんたと契約してるあの人、
ちょっと変わってるけど、優しいし、
オレも好きになっちゃったな」
「ほう、ようやくあやつの魅力がわかったか」
「だから、さっきあの人にお願いしたんだ。
オレもあんたの式神にしてって」
「な……なんじゃと?」
「そしたらあの人も、ちょうどちっちゃくて
可愛い式神が欲しかったところなんだって
言って、契約してくれることになったんだ」
「なーんちゃって! 冗談だよ
慌てる白月を見て見たかったんだ」
このクソ小狐〜〜〜〜!!!wwww
最後までクソ小狐で良かったと思います。お疲れさまでした。
面倒くさがりな天狗
比良(cv小林裕介)
好きな事は昼寝。
こう見えて甘党の天狗の比良さんです。
極度の面倒くさがり屋。
どのくらい面倒くさがるかというと、普通に会話もしてくれない。
あまりにも沈黙の押し合いが多すぎて「……」だけで比良さんが上機嫌か不機嫌なのかが分かるようになるしのちゃん。いやふつーにスゲェよ。
共通で、「ふーん、おもしれ〜男じゃん?」って思ったので二人目攻略。
ふふ。おもしれ〜男でしたよ、彼は……。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
こんにちは、推しカプ。
「それに、羨ましいのならそなたも
しのと一緒に甘味屋へ行けば良い」
「は?」
(比良さんと甘味屋……)
「楽しみですね!」
「えっ……」
〜中略〜
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………っ、あぁ、もう。
行けばいいんだろう、行けば」
比良しの、嫌いなオタクいないでしょ。
比良さん、あんなに出会い頭は喋ってくれないし、面倒くさがるし、どちらかというと配下のcv.石川界人の方が好青年だし、攻略……出来るのか……?って不安でしたが、本当は面倒見が良くて、人間になりたかったとかさ………。は〜〜。好きだが?
オセオセヒロイン×無気力男子。
オセオセヒロイン、苦手だったはずなんですけど、最近好みが変わったかもしれません。最高でしたよ。
だってどんなに冷たくあしらわれても、しのちゃんは絶対絶対諦めないんだもん。
そんな姿に絆される比良さん、嫌いなオタクいないから。
『人間×人外』の決着のつけ方って、作品によって色々なエンディングがあると思うんですけど、
比良しのちゃんは『妖になる覚悟はまだ出来ていないけど、貴方と共に生きていく覚悟は決めたよ』エンドでした。
まあ後に妖になるんじゃないかな〜?って匂わせるタイプのエンド。比良さんがまた「人間……すぐ死ぬ……つら……」ってならないためにも、しのちゃんには永久の時間を比良さんと過ごして欲しいですね。
比良さんは友情エンドも好きでした。
引きこもり(いつもでは?)になってしまった比良さんのもとに、毎日毎日通って、比良さんに会いたいから、仲直りしたいからと会話をし続けるしのちゃん。
最後には比良さんも顔を見せてくれてほっこりっていう感じのエンディング。
というかやっぱり頑張る主人公が大好きなので、
比良さんルートのしのちゃんがゲーム内で一番好きでした。
たくさん頑張ったね、しのちゃん。
お疲れ様でした。
影のある苦労鬼
悪虂王(cv鈴木達央)
猫チャンが好きな鬼の悪虂王さんです。
『影のある〜』って謳っときながらいきなり猫チャンが好きなことをバラしてごめん、悪虂王。許して。
現代の端末を使ってメールを猛勉強中。
おじいちゃんみたいなメールを度々送ってくる。
でもしのちゃん、そろそろ伝えた方がいいよ……「現代はメールじゃなくてLINE」だってことをね……。
鬼の区画をまとめるママ。
ママ怒らせたら怖いよ!ってほかの鬼たちが周知してるので、私たち(妖守)のする仕事がない。
そして久しぶりに攻略した穏やかタイプのcv.鈴木達央さん……!!
多分現世(うつしよ)の人間の8割くらいには、オラついたタイプの彼のボイス需要が高いと思われるのですが、私は圧倒的にこの人の穏やかボイスが好きなのでテンションが上がりました。
まあ今となっては……攻略することすら稀なのですけど……。(それ以上はセンシティブだよ!)
そんな見た目に反した穏やか鬼の悪虂王さんとの恋愛です。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
穏やかな鈴木達央、怪しいと思ったんだよなあ!?
絶対怒っていつものドスの効いた達央が出てくると思った。ドンピシャでした。
それにしても悪虂王と瀬見さんとしのちゃんの関係が好きすぎる。
やっぱり三角関係って最高だな〜!!
乙女ゲームやめて少女漫画読んだら?(急に何)
珍しく戦闘パートがありましたが、まあ、平和でした。
そんなことより瀬見さんが戦闘で開眼することを知ってしまって、集中がそちらに全振り。
やめろ、瀬見。開眼するな。好きになっちゃうだろ。
それにしても悲恋エンドめちゃくちゃ良かったな〜!?
なんやかんやあって悪虂さんを封印することになってしまうしのちゃんなのですが、封印をした後に駆けつけた瀬見さんとの
「……君がしたんだな?」
「……はい」
「そうか……」
のボイスが辛すぎて泣いた。
ちゃんとお友達だったんだねえ……。
――何度謝っても、
この罪の意識が消えることは決してないだろう。
それでも私は、悪虂さんの冷たい体に
身を寄せたまま、謝り続けていた。
「でも、私はまた会えるって信じてます。
ううん……信じて待ってるだけじゃなくて、
悪虂さんをそこからだす方法を見つけ出すから」
「……待っててくださいね、悪虂さん」
厚い結晶に、唇を寄せた。
のラストシーンのあと、
パリィィン!!っていうSEが入って悲恋終了……なのですが、
え!?これ、封印解けたよね……!?
悲恋じゃないじゃん!
ここから始まるラブストーリーじゃん?!
はやく瀬見さんと再会して存分に怒られて欲しい。
運命を信じる蛇
湫(cv逢坂良太)
酸っぱいモノが嫌いな蛇の湫くんです。
口の中がキュゥってするのが耐えられないらしい。
いや待て?!めちゃくちゃかわいいな。
もうお分かりの通り、可愛い担当です。
キャラクターを攻略後に自己紹介をしてくれるボイス集というおまけ特典があるのですが、
自己紹介ボイス、全部が全部可愛すぎてニコニコしちゃう。
だって口の中がキュゥってしちゃうから酸っぱいモノ嫌いなんだもん。ちなみにお酒も飲めない。
無理すぎ、私が呼吸を忘れてしまうからそのへんで勘弁してほしい。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
「もし最後の手段を実行に移したら、
こいつにも危険が及ぶのか?」
湫さんは私を見てから、大蛇さんにそう尋ねた。
「今までにない騒動になるでしょうから、
可能性がないとは言いきれませんね」
「そうか。だったら――」
「オレはやめる」
「……そう言うのではないかと思っていました。
わかりました。湫がそう望むのであれば、
私もそれで構いません」
「私たちの計画はここまで。
もう終わりにしましょう」
……えっ、いいの?
なんかその……あたかも長年温め続けてましたよ〜的な計画、実行する前に……終わり!?
そんなことある??
普通の乙女ゲームなら、大体ここで大蛇さんが暴走して「お前の意思など関係ないわ!ふはは」って不可抗力で計画が遂行されてしまって、とりあえず世界が滅亡する危機に陥って、それをなんやかんやで湫くんとしのちゃんが力を合わせて大蛇の暴走を止める――ってところまでシナリオ読めてたんですけど……え?ないの?このやり取り?幻覚?ウソでしょ?
こんな……こんな物分りのいい攻略対象にくっついてるサブキャラ……いる?
攻略対象にくっついてるサブキャラって大体そのルートで悪役にまわるイメージなんですけど、ダイロクのサブキャラ、み〜んな物分り良いな……。
どうした?それでもオトメイトのゲームなのか?
もっと威厳を保て。
そしてこの辺で恋愛エンドにおける、グラフィックのないモブキャラが胸糞悪い結果になることに気がつきます。
とりあえずしのちゃんをミツチのスパイだって言い放った妖守のヤツら、土下座しな。
湫くんのことは散々可愛いってニコニコしてましたけど、可愛いのと同じくらい優しい男の子でした。
共通の時点でほかの妖から守るために体調不良のしのちゃんを外で1人きりにしないように仁王立ちしてそばにいてくれるし、しのちゃんを拉致した時に『なるべく怖がらせないように』と慣れ親しんだ拠点で立てこもるし。
本当に根っこから優しい男の子なんだよな……。
それなのに他の妖守は湫くんのこと理解してくれなくて悲しい。
湫くんはこんなにも優しい男の子なのに。
「だからって梅干しはないだろ、梅干しは!
あああっ、口の中が酸っぱい! 酸っぱい!」
しかも可愛いし。
「しのと湫、仲良しー!
好き好き同士だにゃー!」
「すっ、好き……!?」
「ほんに、愛い小僧だのう」
「うっ、うるさい! 見るなっ!」
「オレはもう行くっ! じゃあなっ!」
可愛すぎるし。
「湫さんにも名前で呼んでほしい。ね、お願い」
「わ、わかった」
「…………」
「〜〜〜〜っ」
(め、めちゃくちゃ構えてる……)
「う…………し……しの」
蚊の鳴くような小さい声が、ようやく私の名前を呼び
その直後、湫さんは顔を隠すように背けた。
うっ(呼吸困難)(心肺停止)
湫くんの友情エンドは『男の子側は主人公に恋愛感情を持っているけど、伝えるのはまだ先』エンドでした。
いや正直友情エンドの方が好きだな〜!?(散々名前のくだりで悶えといて)
この未来が明るい感じで終わるのがすごく良かった。
あとこれもこの辺で気付くのですが、基本的に友情エンドの方が胸糞が良い。クソモブがまだマシ……みたいなことが多いのでその点についても友情エンドの方が良い。
これからの湫しのちゃんの未来に乾杯……ですよ。
頼れる先輩妖守
瀬見季継(cv豊永利行)
ラスト!パクチーが嫌いな社畜、ニンゲンの瀬見季継さんです。
パクチーがお嫌い…………!?
CharadeManiacsの獲端ケイトくんもパクチーがお嫌いでしたね。圧倒的不人気のパクチーさん……。
主人公の上司。
攻略対象唯一のニンゲンです。
(攻略対象唯一のニンゲン……ウッ、喫茶店の記憶が……)
休みが欲しいとか言いつつず〜っと働いてる社畜。
本当に理解できない。休んで欲しい。
すぐ揶揄うし人の心を読むし自分のことははぐらかすけど、部下のことはちゃんと見てくれて正当な評価をしてくれるので恐らくオトメイト総選挙【上司にしたい部門】ランキングがあったら堂々の1位をとれると思う。
でも私はこの人の下で働きたくないです。何故なら上司が社畜だとサボれないからです。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
コイツ!!!!ほんとこういうところ!!!!
勝手に母から受け継いだ許嫁に渡すようのネックレスを真相を告げずに渡すし!その意図がバレたとて「ああ〜バレちゃったか〜。ま、そういうこと」みたいな態度するし!!この時点でしのさんからしたら(私たち……え?両想い……だよね?)みたいな感覚だし!!まだ告白されてないし!!付き合ってないし!!好きだよって言われる前に接吻されたし!!!!!そして最後の一言が「だって俺ら、付き合ってるんでしょ?」
こ、コイツ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
ダメ男です!!!!
ダメ男です!!!!!ピーピー!!
ダメ男取締法強化月間なので!!!!!
瀬見季継、ダメ男の容疑で連行します!!!
他の妖ですら!!!
言葉は大事にしてたよ!?
想いが通じ合うの、めちゃくちゃ大事にしてた!
お互い気持ちが通じあった上でちゅーもしてた!
瀬見季継〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!?
言葉にしろ!!!
まずは明確に自分の気持ちを!!いえ!!!ひよってんじゃねぇ!!男だろ!!!!!
急にどうしましたか?
→攻略直後、勢いでTwitterに感想を流そうとした文章全文ママです。
頼らないんじゃなくて頼れない男。瀬見季継。
何なんだこの人は。
私を安心させたいのか不安にさせたいのか
期待させたいのか誤解させたいのかわからない。
本当にそう。何なんだこの人。
しのちゃんの感覚、間違ってないよ。
「うん……君ってやっぱり、いいなぁ。
すごくいいよ」
「……なぁ。これも、もらってくれる?」
⚠︎この人の「いいなあ」は「好きです」の意です。
そういう意味じゃないけどね!って言われて瀬見さんの部屋にお誘いを受けた日、受け取ったものは『将来を考えている相手に渡しなさい』と母君の家に代々伝わっているネックレスなの、本当に何?そういう意味じゃん。
まあでも恋するしのちゃんは可愛い。
「だって俺ら、付き合ってるんでしょ?」
「…………」
「ん?」
「つ……付き合ってます、よ。」
いやいやいや?
いやいやいやいやいやいやいやいや!?
知らないですけど?!
しのちゃんも「…………」ってなってるじゃん?!
ここの心理描写はないけど(あっ、付き合って…たんだあ…?)くらいには思ってるよ絶対。
だってちょうど白月さんのところでその話したもん!女の子はちゃんと言われた方がいいよねって!
「そんな男にはしのはやれぬ」って玉藻に言われるよ!?
しかもよくよく順序を追うと、
デートに誘う
↓
キスをする
↓
「好きだよ」って初めて言葉にする
↓
「だって俺ら、付き合ってるんでしょ?」
↓
「今夜はこのまま俺の部屋、ね ^_−」
いやいやいやいやいや!!?!
なにこの順序!!!キモ!!!!(!?)
いやさ、リアルなら分かるよ。
なんか友達の話とかなら。
「今のかれぴとの馴れ初めさ〜」の話で聞くノリじゃん、これって。
乙女ゲームなのよ。これ。
こんなリアル温度感のある恋愛を求めてるんじゃないのよ……!
サクラタニの妖たち呼んできて!!今すぐに。
彼らに『乙女ゲームにおける恋愛の手順』聞いてきて。今すぐに。
別に妖たちじゃなくてもいいけど!もうなんか…!その辺でとっ捕まえたオトメイトの男でいいよ!誰にする?!はい、じゃあ凛堂香ね!!!
ドン!!!!
ウッ……。りんどうかおる……ウウッ。
「だって俺ら、付き合ってるんでしょ?」
の台詞が強烈すぎて他が霞むんですけど、
あと私まだ瀬見季継には許せないところがありまして、あと少しお付き合い願えますか?
「皆、瀬見さんの力になりたいんです
仕事ができるとか、妖守として優秀だからとか、
そんな話じゃなくて……瀬見さんが、好きだから」
「…………」
「秋津も?」
「はい?」
「君も、俺のこと好きになってくれたの?」
今そんな雰囲気じゃなかったよねぇ!?(すみません心の中のセナが…)
大事な!話してた!
なんだ急に!なんだこの人!急に恋バナに持ってったなあ?!
「…………え?」
「っ……や、その……お世話になっている
上司のことを、部下の私が好ましく思うのは、
と、当然のことで……」
「そーいうのいいから。
好ましいじゃなくてぇ、好き、なんだろ?」
「!!」
「……もしそうだったら、俺は嬉しいんだけど」
「っ……」
(これ、誤魔化しても無駄だ……)
「は……い」
「……オッケー。んじゃ、
この件が無事に終わったら、
正式にデートへ誘わせてもらうってことで」
なになになになに!?
何なんだこの人!!!(n回目)
なんでこんなに「好き」って言わせようとしてくるの?!お前が!お前が言えよ!?!
絶対に勝てる戦じゃないとキサマは戦わないのか!?男ならぁ!どんな状況でも刀をとれぇ!!!構えろ!!!甘えんな!!くそがぁ!
ってブチギレてる。わたしが。楽しそうだね。(本当にね)
「……馬鹿なこと言わないでください。
今、瀬見さんが第六を辞めるなんて、
絶対ありえませんから」
「このまま妖守を続けるっていうんなら、
好きにしたらいいと思いますけど」
「……ははっ。やっぱり君って、いいよなぁ?」
⚠︎繰り返しますが、「いいなあ」は「好きです」の意。
まあでもやっぱり恋愛してるしのちゃんは可愛いし、瀬見〜〜〜!!!とはなるけど最高の過保護上司なところは本当にさ……。は〜〜〜、好きだが??
お疲れ様でした。わたし。
秋津しの(cvなし)
今作の主人公、しのちゃんです。
公務員試験を受けに来たところから物語は始まります。
……スッゲ〜、親近感。
最近の現代主人公、ユーザーに合わせて年齢が上がってらっしゃるのが本当に良い。
しかし彼女は我々にない強い『霊感』を持っているので、先ほど芽生えた親近感はここで塵へと変わり果てます。
それでも今まで現代社会で生きてきた価値観はズレることなく代弁してくれるので違和感は全くないです。突然奇行に走ったりもしない。
恋するしのちゃんは可愛いのと、やっぱり頑張る女の子は最高です。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『大団円ネタバレ』ボタンをもう一度押してください!)
大団円……というか真相ルート……?
その大事な話、瀬見ルートでもやって良かったのでは……?と思いました。だってサクラタニを守るために……めちゃくちゃ拗れてたので……弟とも、社内でも……。
大団円だけで語る意味とは。
巷で不人気の守られヒロイン、私は結構好きなんですよね。やっぱりイケメンに守られたいじゃん。大事にされたいじゃん。ねえ?
まあ多分、守られヒロインの嫌われる理由としては『好き勝手行動しすぎた結果、イケメンに迷惑をかけることになる』のが大きな理由だと思うので、その点しのさんは身の程を弁えた(?)行動をしていたので良かったです。というか周りが必死に止めてた。「わたし行きます!」「いやまて一人で行くな」的な。周りの過保護、助かる~~!お前に言っているよ、瀬見……。
大団円の上司、しのさんに恋愛感情はないはずなのにめちゃくちゃ守ってくれて最高でした。こんなんされたら惚れちゃうのですが??大団円の上司の方が好きかもしれません。
そして突然妖力解放する妖たち。
悪虂、湫くんは既に個別ルートで妖力解放立ち絵があったのでここで全員出しちゃえ!的な勢いを感じる。
しかしなぜ瀬見さんは自ルートだと開眼立ち絵ないんでしょうね……?自ルートでも開眼して欲しかったよ。
そして今まで全ルートモブ以外の明確な悪役がいなかったダイロクですが、ここでいよいよ悪役……ラスボスが登場しました!
その名は…………湫くんです!!!
かわいいねえ。
もうかわいい。
「ほ、本人に聞かないとわからないだろ!
おい! オレに従うなら、悪いようにはしない。
必ず幸せにしてやるから、こちらに来い!」
行くぅううううううう
「なに!? もっと、具体的なほうがいいか?
ニンゲンが好きな、三食昼寝付き。どこぞの城で
暮らす姫のような生活がキサマを待っているぞ!」
「はやくオレのところまで来い!」
無理。かわいいがすぎる。
こんなにラスボスに向いてない男の子いる?大好きだよ。
湫くんに幸せにしてもらいたい。(急な夢女)
湫くんと瀬見さんが私のこと取り合うの、わりと普通に夢でした。やめて!私のために争わないで!
湫くんは幸せにしてくれるって言うし、上司は全力で過保護してくれるし好きと好きが加速してしまう。
というか私は本当に人狼ゲームが下手なので、途中まじで室長がラスボスなのかと思いました。
「こんなに良くしてくれてるのに全ての元凶なの!?」って悲しんでた。本当に杞憂だった。このゲームは優しいせかいなので、クソなのはモブだけです。
とは言いつつも、最後祭壇?のところに室長と二人きりで行くことになった時でさえもちょっと疑ってた。本当にごめん、43歳……(43歳なんだ…………)
初めて出会った時は「本当に可愛くない!!」って叫んだ眷属のネコも、大団円を終える頃には「可愛いじゃん」って思えるくらい愛着も湧きました。
楽しいし、ボリュームもあって大満足の大団円でした!