▼キャラ別感想(cv敬称略)
はい!ここから!!!
ここから明るくなる!!!!
キャラ感想です。
ネタバレについては折り畳んでいます。
ご注意ください。
攻略順紹介です↓↓
帷(cv岡本信彦)
――おまえと出逢って"世界"に永久を望んだ
キャッチコピー良すぎ。
キャッチコピー良すぎて全員分載せちゃう。
1人目の男、
顔がいい(主人公談)帷くんです。
花街のトップ。21歳。
攻略対象の方たちの中では若めだけど、
一番大人な感じがします。
そしてこの人〜〜!
常識人枠です。
イカれてそうなやつほど意外と常識持ってるじゃん……みたいな枠です。
貴族には敬語は使わないが、踏み込んだ発言する時にはめちゃくちゃ言葉を選んでくれる。
優しさのかたまり。
帷しか勝たん。
そんな帷くんの感想です。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
こんなに戦闘要因みたいな顔しといて、
病弱枠なんかい…………
ほんと、長生きしてくれ……他ルートの帷……。
裏切りパレードすぎて
さすがに帷くん、可哀想。
産んだ女が死に、手を差し伸べてくれた兄貴分に裏切られ、ガキの頃から世話になっていた医者に裏切られ、本来なら信用出来る人間たちにことごとく裏切られてる帷ちゃん……なんでそんな……真っ直ぐ育った……
闇堕ちしてもしゃーないすぎる。
すず音ちゃんしか信じられるべき存在がいない。
全てのサブは疑ってかかれ!!!
の洗礼を受けました。
帷、大人だよ、あんたは……。
帷くんが大人すぎて、淡雪不在時の保護者枠になってるのも大変ニコニコでした。
帷より歳上の方たちしかいないのに、帷が一番頼りになるのなんでだろうなあ!?
あと普通にわたしの"癖"のひとつとして、プレイボーイな男の言葉の言い回しに振り回される娘……の図が好きなので帷雛ちゃん、結構……刺さりました。悔しい。
ちょっと危ない男の子が持っている刺激と、
穢れを知らない美しい花に
手を伸ばしたくなってしまう羨望
どんだけ浴びたって物足りないですからね、わたしは。
(! 手を、離さないと)
わたしが貴族だと知る人に見られるのは
あまり良くない。
気まずさと名残惜しさに、戸惑いながら
手を引こうとすると――
「!」
逃がさない、とばかりに強く握り直される。
ええーっ!?
ず、ずっるくない?!帷くん!!
帷くん、雛菊が自分を買ってくれているのは物珍しさ故の一時の憧れだって理解してるし、己が思わせぶりな行動をすればその分だけ勘違いするっていうのも理解した上で、それでも一度触れた手を離したくないんですよ?!
そんなんもう好きじゃん!!
身分差!!切ない!!!
身分差で結ばれることは無いから、雛菊が本気にならないよう帷側が線引きしなければならないのに『あの夢見るような瞳を向ける相手は、……オレだけであってほしいと思う』って願ってしまうの……はわわ……
「……だか、まあ、悪くなかったな。
幻燈祭の夜に祭りを楽しむなんてのは久々だった。」
「……わたしも、すごく楽しかったよ。
付き合ってくれてありがとう、帷。」
帷に合わせて、わたしは精一杯の笑顔を作る。
本当に、とても楽しくて、特別な夜だった。
わたしには――貴族の家に生まれた娘には、
与えられるはずもない時間。
(……でも、もう帰らなくちゃ)
夢のような時間は、これでおしまい。
身分差ゆえ一度きりしか許されなかったお祭りでの逢引、本当に良かった。
その後、仲良く話してくれた娼妓たちが軒並み燃やされた件に関しましては、ちょっと……スタッフの前作の匂いを感じなくも……なかったんですけども。(ヒント:イタリアンマフィア)
というか未だにエンド回収フラグがややこし過ぎてわかってないのですが、これってすず音ちゃん生存ルートしかBESTENDに行けないのかな……!?
あの選択肢、結構きつくなかった……!?!
帷がまじでいい男すぎるし、
雛菊ちゃんの基本姿勢が「やっぱり帷ってかっこいいよね?」なのも笑った。
こんな手放しに攻略対象のことべた褒める主人公いる?帷はかっこいいよな、分かる。
「帷って怖そうに見えて、実は優しいし――
強いし、顔も整ってると思うし、賢いし、
話もちゃんと聞いてくれるし……」
帷のことを無条件でべた褒めする雛菊ちゃんの図
帷が初手ルートだったので
雛菊ちゃんの評価も
まだ定まってない状態だったんですけど
「じゃあ、帷って、こ、……。」
「こ?」
「こ、恋人は、いる……?」
私が決死の覚悟で口にした質問に、
帷は目を丸くして……
そして、噴き出した。
「そんなの、姫さんには関係ねえだろ?」
「な、なくないよ! 帷に恋人がいたら、
わたし――」
「……わたし、ちょっと困る、から。」
「……困るって、なんで。」
「〜〜〜〜っ、なんでも!」
帷雛ちゃん可愛すぎて屈した。
おまえがナンバーワンだよ、雛菊
淡雪(cv斉藤壮馬)
――おまえと出逢って"世界"が彩られた
はい。淡雪くんです。
この男…………なんと
保護者 兼 従者
終
制作・著作
━━━━━
ⓃⒽⓀ
ありがとうございました。推しです。
そんな淡雪くんの保護者点数は……
100点!!
従者点数は…………
……100点!!!!
おめでとうございます。ありがとうございます。
おまえと出逢えて私の世界は終わった。
…………はい。ということで
普通に感想を書いていたら
淡雪に爆重感情を抱きすぎて
案の定、収まりきりませんでした。
後日、淡雪くん感想セットをあげます。
よろしくお願いします。
露草(cv松岡禎丞)
――あんたと出逢って"世界"を識り始めた
大きい犬、露草くんです。
デフォで雛菊のことが好き。
デフォで雛菊のことが好き!?
物語で登場した時から雛菊に対してゲロ甘。
あまりにも他ルートの露草くんが可哀想だよ…!
(そんなこと言ったら、淡雪はどうなるの……!?)
を超えて、満を持しての自ルート!!
18歳。訳ありカラクリ師。(声に出したい)
大きい犬とは言ったけど、
懐いているのは雛菊のみなので
やっぱり猫なのかもしれない。
そんな露草くんの感想です。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
過去に出逢ってました系はずるいじゃん!!!!!
帷ルート後、追加された共通ルート。
過去の回想から始まるから
「真相への布石かな?」と思いきや
まさかの露草ルートの布石だったなんて……さあ!
過去に出逢って
自分のことを思い出して欲しい系男子と
常に傍に居てくれた
重めの愛情表現が目立つ従者……
あなたならどっちを選びますか?
選べ……っ、ないよ……っ!!
「目を離すとすぐに転びそうだから、雛菊は。」
「そんなことないよ!
確かに、小さいときはよく転んだけど――」
笑いながら彼の手を取ろうとした、そのとき。
「目を離すと、すぐ転んじゃうんだから。
雛菊。」
(――今の、って……)
「……どした?」
「もしかして、なんだけど……。」
じっと見つめると、緋色の瞳に明かりが反射して、
きらきらと宝石のように輝く。
「――わたしたち、小さい頃にも会ったことある?」
「――――」
露草が驚いたように目を見張り、息を呑んだ。
「お師匠さんと一緒に家に来たときじゃなくて、
もっと、ずっと前。どこで会ったかまでは
覚えてないんだけど……。」
「こうして手を繋いだことなかった?」
「……やっと、思い出してくれたんだ。」
今にも泣き出してしまいそうな顔で、
小さく笑った。
ここの「……やっと、思い出してくれたんだ」の台詞の感情が乗りすぎてて一気に心が引っ張られた。
ずっと思い出して欲しかったんだよな……。
でも思い出したら思い出したで雛菊のトラウマとか、両親が死んだのは俺のせいとか、色んなことも明らかになってしまうから言い出せなかったんだよな……。
臆病で自信がない露草くん………。
「……どうしよ、1回戻ったほうがいいかな。
雛菊はどうしたい?」
「わたしは――……ううん。」
彼の問いに、いつものように答えようとして、
私は言葉を止めた。
不安そうに視線を落としている露草に、
一歩近づいて手を取った。
「……露草は、どうしたい?」
「おれ……、おれは、あんたの考えを聞きたいよ。
どうしたいのか言って?」
「…………。」
「露草は、たまに、私の気持ちを
尊重しすぎちゃうところがあると思う。」
自分の命に責任を持てるのは、自分だけ。
「……わたしのせいにするのは、だめだよ。」
露草くん、本当に臆病なんだよ。
雛菊ちゃんは優しいから露草の『臆病』を『優しさ』と捉えてくれているけど、本当はずっと昔から臆病なんだよね。
ルートの終盤まで臆病さが続く露草くんだけど、雛菊が露草と向き合って、しっかりと手を取ることで露草に『強さ』を与える展開、とっても良かった。
最後は自分の意思で『凍玻璃を守りたい』と決意した露草くん、いっけぇ〜〜〜!!おまえなら出来る!!雛菊とともに未来を!人生を!掴み取れ!!
最後に真相に繋がる匂わせをして露草ルートは終了。
というかこのルート、鳴神も賢木も死んでしまったんですけど、この未来って…………。どうなんでしょうか。2人は幸せになれるのでしょうか。小生、不安で仕方ないです。
あと潮路さんの件、
帷ルートでどうして裏切ったのかを明確に示してくれなかったからここで答え合わせが出来て良かった。
お前も……色々抱えてんだよな……。
というか露草くんルートはさあ!!
柊さまと3人でのズッ友……
めちゃくちゃ良かった……なあ……!
なんだか楽しくて思わず笑うと、
柊も目元を緩め、にこにこしていた。
露草はというと――
「まったく……!」
困ったように息を吐いているけど、
その顔はどこか楽しそうにも見えて。
こんなふうに3人で過ごす、他愛もない時間が
もっと長く続けばいいのにと思った。
3人は永遠にズッ友……ッ!だよぉ!!
来年は3人で幻燈祭、まわろうな……!!!
依(cv江口拓也)
――キミと出逢って"世界"が狂い始めた
年上お貴族さまの依さまです。
「この人、攻略できるの……?」支持率、
堂々の1位!!!
おめでとうございます。
??「ふ〜ん。で、それがなに?」
わたしも例に漏れず
依さまと恋愛……できるのか……本当に……の
気持ちを抱えたまま
彼とのエンディングを迎えました。
28歳。B型。(わかる〜)
好きな食べ物は『甘いもの』(かわいい)
公式プロフィールに
『顔はいいが、性格が悪い』と書かれるほどの……
…………うん。
果たして、そんな彼との恋愛、うまくいくのでしょうか……?
はい。色々ありまして、こちらです。
よろしくお願いします。
矢代(cv小林千晃)
――君と出逢って"世界"が崩れ始めた
メインヒーロー!
記憶喪失オッドアイの矢代くんです!!
メインヒーローが記憶喪失!!!
何かありすぎる……!!!
キャッチコピー、不穏すぎる……!!
そんな記憶喪失の男を
文字通り『拾う』ところから始まるゲームでした。
結構気さくな青年なので
姫様(主人公)の奇抜な行動にもすぐ順応して慣れてくれます。
「彼、いい人だよね!」で終わる第一印象。
矢代くん、そんな感じ。
そしてやはりメインヒーロー矢代くんは
他4人攻略後ルート解放の
ガチガチの制限付きでした。
そんな『君と出逢って"世界"が崩れ始めた』男と、
『貴方と出逢って"世界"が廻り始めた』主人公との
泡沫のユークロニア……始まります。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
いや矢代ルート、おっもしれぇ……
泡沫のユークロニア、全ルートそうなんですけど、
カプ萌え・キャラ萌えというより
普通にお話が面白くてすごい。
これまでの各ルートで
なんだかんだ悪者にされてた賢木さまが実は凍玻璃のことを一番に考えているお人で、これまで完全に味方側についてた安心安全最強枸橘さまがラスボスだった展開、普通に胸熱だった。
(……賢木様……)
たった今、泉下から帰ってきた
賢木様が大樹公の許可を得ているはずもない。
(こういうことをする方だったんだ……!)
離れた石蕗様から視線を戻して、賢木様は
驚いているわたしに気づいたようだった。
彼は小さく笑うと、秘密ですよと言いたげに
口の前に指を持ってきて小声で付け足す。
「非常事態にまで杓子定規に動いていては、
後手に回るだけですよ。」
お茶目なとこありすぎ。賢木さま。
他ルートの賢木さま、柊さまとの話し合いが足りなかっただけなんじゃないかな……って思います。
柊さまも大人になったんだから、もう少し頼っても良かったんじゃない?でも自分が動いた方が早いってのはそう……。
矢代くんの話をしよっか。はい。
怪しさ満点記憶喪失の矢代くん、本当は感情がない他国のスパイだったんですけど、
これ、2周目が効きました。
2周目、『感情がない』矢代くんの言動を追っていると
「あ、姫様! これ、これ買おう!」
「えっ? あ、林檎飴?」
「うん。あのとき、姫様に買ってもらって
うれしかったんだけど……。」
「今日は俺が奢るからね。」
矢代は結構真剣な顔でそう言ったけど、
それがかえって子供っぽくも見えて、
ついついわたしの頬が緩む。
彼が買ってくれた林檎飴を齧りながら、
人波に流されるようにして通りを進む。
甘さを楽しみながら矢代のほうを見ると、
彼はちょっと変な顔をしていた。
「どうしたの? 何か気になる?」
「……だって、姫様が買ってくれた
林檎飴のほうが美味しかった……。」
こことか。
「――姫様。お願いがある。」
「お願い?」
「……明日の祭祀には、行かないでほしい。」
「? どうして?」
「どうしても。頼むから、家を出ないで。」
矢代は切実な声音で、言い含めるように告げる。
「??」
「……じゃあ、姫様。」
「うん。おやすみなさい、矢代。」
「…………。」
そのとき。どうしてか一瞬、矢代が
泣きそうな顔をしたように見えた。
彼は眉を寄せてわたしを見つめ、
何か言いたそうに唇を開きかける、けど。
「……おやすみ。」
ごく普通の挨拶を口にして、ぎこちなく笑うと、
彼はすぐに踵を返して駆けていく。
こことか!!
『感情の芽生え』…………ない!?
雛菊と一緒に食べたりんご飴の美味しさが忘れられなくて、もう一度同じことをしてみる矢代くん
その時の味と違うことに疑問を抱くの、
『あの時のりんご飴』は、感情も一緒に味わってたんだなあ……って思うと心動かされる。
雛菊は矢代が己を犠牲にしてまで自分のことを助けてくれた時に矢代の感情を感じたそうだけど、本当はずっと前から感情はあったんだよ。
雛菊と一緒に食べたりんご飴。雛菊を巻き込みたくないから家に居てと伝えた夜。
この『一瞬泣きそうな顔をしたように見えた』矢代くん、一連の表情の動きが本当に繊細で、ここで初めてLIVE2Dで良かったな……!?と思いました。
LIVE2Dをしっかり活用してくれた。むしろここ以外では……(おっと……)
「……そうだよ。……俺は、この凍玻璃を……。」
「……落とすために、来たんだ。」
凍玻璃を落とすために来た矢代くん、
「……そんなに泣かないでよ、姫様。」
寝台にいたときとは違い、その手は
ちゃんと意志を持ってわたしに触れる。
そして、ぎこちなく、子供にするみたいに
わたしの頭を撫でてくれた。
「手当てできなくても、責めないし。
失敗したって怒らないよ、俺は。」
「そんなので泣いてるんじゃないよ……!」
「矢代が苦しそうで悲しかったの!
ちゃんと目を覚ましてくれてうれしかったんだよ!」
「うん、もしかしたらそうなのかもって思った。」
「自分のことで泣いてくれる人がいるなんて
思ってもみなかった。」
姫様と出逢って、今までの自分の"感情がなかった世界"が崩れ落ちたの、本当に良かった。
(ずっと、外の世界に焦がれていたけど……)
(外の世界の人と恋をするなんて、
考えたこともなかった)
振り返ると、矢代と出逢ってから
何もかもが変わり始めたと思う。
『外』から守られ、閉じられていた
わたしの世界が音を立てて廻り始めた。
(……大好き)
これからもずっと一緒にいたい。
きっと、何があってもわたしたちなら
乗り越えていけると思う。
だって、わたしたちは――
凍玻璃最大の危機だって、ちゃんと
乗り越えたところなんだから。
雛菊ちゃんのキャッチコピー回収〜〜っ!!
最後はメインヒーローらしく最高なスチルで終演!
お疲れさまでした!
矢代くんのルートでこそ
雛菊は地上に降り立って生きていくのかな……と思いきや、まさかの凍玻璃残留END。
雛菊ちゃんがわりと自分の持っているモノを捨てられない性格だったので結局東瀛行きは夢のままで終わってしまったな……。
矢代くんは後日談SSの
「淡雪ってちょっと……じゃなくて、
だいぶ過保護なんだよね」
(――それを受け入れている君にも
問題があると思うよ、俺は!)
とか
俺も露草が姫様に何かするとは思っていない。
ただ――
(姫様がぜんっぜん気づいてないだけで!
あいつ、姫様のこと好きだからね!?)
それも小さな頃からずっと好きだった系の、
かなりこじらせているやつだ。
とか。
感情爆発ツッコミ、面白かった。
これさ〜、わたし矢代ルート初見ではあんまり矢雛の良さを分からずに終わってしまったんですけど、多分矢代くん側の視点が少なかったからだな?!と思いました。
矢代くんの気持ちが分かればこんなに楽しいのに!
難しいな〜!?感情ナシキャラ!!
「……姫!?」
血に濡れた苦無を素早く仕舞うと、
淡雪は身を反転させ、こちらへ駆け寄ってきた。
「どうしたんだ!? 禁域にいるはずじゃ――」
〜中略〜
「――帷!」
「何で姫さんがこんなところにいる!? 帰れ!」
恐らく淡雪と似たような発想で、
淡雪より厳しい声を投げかけてきた。
淡雪・帷の保護者ムーブコンビ、
めちゃくちゃ好きでした。
おわり。
雛菊(cvなし)
――貴方と出逢って"世界"が廻り始めた
一緒に走り抜けてくれてありがとう……!!
我らが主人公、雛菊ちゃんです。
貴族の当主さまな彼女なんですが、
貴族の中でもそれなりに偉い立場の貴族でびっくりする。
おかげさまで虐められるとかない。
みんながひれ伏してくれる(?)
そんな彼女も貴族らしい嫌な感じの性格ではなく、親しみやすく共感もしやすい。
庶民の価値観に合わせた性格してるなって思います(褒めてます)
ただちょっと突然行動しすぎかも!
もうちょっと、……もうちょっとだけね?
淡雪の心労を考えてあげても……いいんじゃないかな……!?って思いました。
どのルートでも雛菊の奇抜な行動のせいで淡雪の胃痛がやばくて哀れんでしまう。
でも普通に彼と1体1だと
可愛い表情も見せてくれるので
わたしは結構好きな主人公でした!
喧嘩しなかった!
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『真相感想』ボタンをもう一度押してください!)
鳴神ルート、だったね……!?
「ボリューム少なめな真相もあります!」的な感じで公式コラムに書いてあったので、「まあちょろっとで終わるでしょ」って気持ちで挑んだらそこそこシナリオがあって驚いた真相。
そんな泡沫のユークロニアの真相は………
(? 何だろう……)
わたしは好奇心に駆られて、原稿用紙に
何が書かれているのか読んでみる。
「…………。」
「…………………………………………。」
「しゅ、朱夏先生の完全新作だ、これぇ!?」
わたしが悲鳴を上げたのとほとんど同時に
ふすまが開き――
「っ……!?」
室内に足を踏み入れた柊様が、
びくっと肩を震わせた。
「あの、柊様、これ!」
「え!? あ、あ、あああ〜……!」
え、ええーーーっ!?!
そうだったの!?!?!
各ルートでちょいちょい出てきた先生、
なんかあるのかな……?
と思ったらまさかの大樹公。
禁域の自然描写を民に教えるな。
「しゅ、朱夏先生の完全新作だ、これぇ!?」が全ルート通して雛菊一番の大文字で声出してわろてしもた。
そもそも、ユークロの雰囲気的にギャグテイストが少ないので余計に愉快でした。
というのは置いといて、
普通に真相の感想なんですけど、
まあ色々あって雛菊が普通なら即死レベルの大怪我を負います。
「あんな大怪我だ、あんまり食えねえだろ?
これ、梨な。今は口に含むだけでもいい。」
「あと干物食え。きんき、のどぐろ、するめ。」
「こっちは傷跡が残らねえって軟膏だ。
傷が塞がってから使え。それと――」
「ま、待って、帷……!?」
と、帷くん!?!?!
私さ、気付いちゃったんだけど…………、
帷くんとは、恋愛関係にならないで、
こうして過保護な保護者してくれる方が、
その……す、すきかもしれ…………ない。
帷、そりゃ知り合いの姫さんが血塗れで道中に倒れてたらゾッとするよ。
帷くん、一度懐に入れた人間にデロデロに甘くなる傾向がある。好きすぎます。やめてください。
姫様の家、それなりの貴族さまなんだから、そんな絶対お見舞いの品なんて要らないのに、梨も魚も軟膏も持参してきてくれるんだよ。無理すぎでしょ、やめてよ!好きになっちゃう。
「それでも。最終的に、わたしの緋緋色金を
返すしか――死ぬしかない状況になったら。」
「……それは嫌だけど、できるだけ覚悟を決める、
ようにします。」
「姫……!」
「いやいや、あんただけが
背負うことじゃないじゃん?」
「……でも、わたしのために
凍玻璃が落ちるなんて嫌だよ。」
帷はわたしたちの言い合いを見て、微かに笑う。
「……強い女。」
好きになっちゃうじゃん……!!
というかここでようやく『鳴神の正体』とか『雛菊の謎』とかが解明されるんですけど、
あの……。
雛菊ってなんか特別な血がある…とか思ったら
ただただ悪さして禁域に遊びいってただけなの!?!
落ち着きがなくて禁域に遊びに行く
→鳴神が大樹の子孫と勘違い
これ、なんかもっと、特別な何かが……!きっと……!と思って読み進めてもただ雛菊のやんちゃですまされててうける。
そのせいでわりと大事な緋緋色金も分け与えることになってて……、え?本当に雛菊、悪さしただけなんですか?!もっとこう……特別な血とか……流れて……ないですよね、はい。
ま、まあそのおかげで死なずに済んだから……いっか……?
「うんうん。たくさん食べて元気出しな。」
露草が励ますように、
わたしの頭をぽんぽん撫でる。
「ほら、姫。」
淡雪は淡雪で、わたしの好きなお菓子を選び、
差し出してくれる。
「…………。」
(……わたしのこと、元気づけようとしてくれてる)
おかげで今は思い悩む気持ちが薄れて、
ただうれしい。
「……ありがと、ふたりとも。」
わたしがお礼を言うと、
淡雪も露草も微笑んでくれる。
露草と淡雪が、いつもわたしの傍にいてくれて
本当に良かったと思う。
泡沫のユークロニア、
個人的ナンバーワンスチルは
雛菊だいすき組スチルでした!ニコニコ!
やっぱり
過保護系愛が重すぎ従者と
初恋こじらせ系男子しか勝たん……!ってコト。
最後に雛菊がみんなの近況を手紙にしたためて、東瀛にいる矢代に送るエンディング、物語の〆としてとっても綺麗でした。
ありがとう、泡沫のユークロニア!
お疲れさまでした。
▼総評
爆速でした。
ユークロは勢いが落ちずそのままフルコンプすることが出来ました。
普通にシナリオが面白い。
しかも全ルート面白い。
これが優秀すぎる……ってことですよ。
しかも真相までプレイして、
「結局この設定ってなんだったんだろうな……?」
みたいなのがひとつも無い。
綺麗に全部回収してくれた。え?すごいな……。
キャッチコピーで全員が口を揃えて『貴方と出逢って――』と言ってるんですが
これがこのゲームのメインテーマなのかな…!?
と思いました。
***
物語の始まりである矢代との出逢いはもちろん、帷・依とも雛菊との出逢いから描かれてるし、じゃあ既に出逢った状態から始まった淡雪・露草に関しては『出逢い』は関係ないのでは?と思わせつつ、彼女との出逢いがキーとなってるシナリオ構成、本当に胸が震えた……!
矢代は置いとくとして、むしろ『出逢い』が大切になってるのは淡雪と露草なのでは……。
とは言っても、
おまえと出逢って"世界"に永久を望んだ帷にウッッッワ(致死)となるし、
キミと出逢って"世界"が狂い始めた依にもウッッッッワ!?(昇天)となる。
このキャッチコピー本当に優秀……
全乙女ゲーム採用した方がいいよ。
乙女ゲームは基本ボーイミーツガールですからね
攻略順は
公式コラム通り
帷→淡雪→露草→依→矢代→真相
で概ね大正解!
だったんですけども、
淡雪→露草だと
露草のネタバレを……踏んでしまう……
まではいかなくとも、
露草くんって……へぇ…?そういうこと……?
レベルのお察しがあるので
露草が気になるなら露草→淡雪でもいいなと思いました。
ただ真相順ってなるとなあ……!
淡雪→露草が正しいんだよなあ…!!
帷くん初手は大正解です。
本当にいい男だった。彼は。
ちなみに攻略ヘタクソ芸人わたくしめは、
攻略サイト見ずにプレイし、
中途BAD1回、正規BAD2回ほど踏みました。
ストレートに攻略できたのは二人だけ。
雑魚すぎる。
そこそこBADがあるのでお気をつけください。
推しは淡雪!
推しカプは…………う、う〜ん?難しいな、
他ルートの帷+雛と、石雛、淡雛、依雛……も嫌いじゃないよ。
デフォ呼びもあって嬉しい!
あと個人的には地味にCGコメント機能があるのも良かったです。あの時を振り返ってキャラがコメントしてくれるやつ。みんな好きでしょ。
新年一発、楽しい乙女ゲームができて
満足でした!
ありがとう、泡沫のユークロニア!
少し間が空きますが
またザクザクゲームも
プレイしていきたいと思います。
それでは。
以上、やちょうさんでした。