▼キャラ別感想(cv敬称略)
ネタバレについては折り畳んでいます。
ご注意ください。
攻略順紹介です↓↓
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【キャラクターテーマ:救恤 Charity】
エルトクリード・
ヴァーレンティン (cv.白井悠介)
エルトなんとか・なんとかティンさん(25)です!!!
エルト…………なんとか!(カタカナ苦手の舞)
好きな食べ物はパスタ。
パスタのことを『エロい』と表現する
ちょっと……いやかなり……おかしな人。
銀行の頭取で地区の代表者で
25歳にして最強の地位と名誉を持つ男。
結婚しよう。
おかしなところには……目を瞑ります。
パスタはエロいですよね、分かります。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
キルスにクソデカ感情を向けてくるフィン、気になりすぎる(一人目攻略後感想)
ちょっと、みんなこれ、放置しておくわけぇ?!
急に人生の全てを捧げてますが?みたいなお気持ちのキャラ放っておいて、エルトさんと幸せになるの?!嘘でしょ?
ザクセンくんも負けじとキルスに重い感情を抱いていたのに、再登場後に丸くなってたし。なに?
抱えすぎじゃない?皆さん……
なのに、なんかポっと出てきた下界の男に……いや、エルトさんはいい男だった。
まだ1人しか攻略してないけど分かる。
彼と幸せになるのが一番安定した未来を掴めると思います。約束します。
エルトさんのエンドはBESTENDよりも、一度上界に戻ってユネさまとコネ作って帰ってきたエンドの方が好きでした。
「エルトは……生きたくないんですか」
「……はは……俺ですか? 俺はね……」
「生きたいさ。当然じゃないか……。
死んでしまえば、もう何も出来ない。動くことも話すことも……
誰かを愛することもできなくなる」
「君にも触れられなくなる。
声も聞けず、笑顔も見ることが永遠にできなくなる。そんなの嫌だ。
……やり残したことはたくさんあるのに!」
死にたくないと懇願する男は何度浴びても良いよ。
主人公と出逢ったせいで死にたくなくなってしまったと喚く男はもっと良い。
そしてこのエンドのキルス、生き様がとてもかっこいい。
エルトさんに雇われる時に誓ったあの
『私、キルス・ティステラは
力と命を貴方のために使うことを誓います』
『あらゆる災難から、その身を必ずやお守りします。
最期の一瞬まで』
この誓いを貫き通そうとしているの
くぅ〜〜〜〜〜〜かっこよすぎる…………
騎士、好きなんですよ。
かっこよすぎるよ。
キルス、お前が『騎士』だよ………。
(We'll be "Knights"とか……歌わないか?)
エルトルート、ひとつだけ不満点を挙げるならば、
エルトさんの恋愛感情がイマイチ伝わりにくかったな……!
最初からキルスに対して『結婚しましょう』と言うくせに、『彼女はそんなんじゃない。もっと神聖なモノだ』とウルリクくんに話してるし、でもキスはめっちゃしてくるし、結局恋愛対象なのか……?という。
なんかその、『神聖な騎士様』から『愛すべき女性』に変わった時の描写がもっとハッキリ欲しかったなと思いました。
「……さっき、彼女が……彼女から、ですよ。
俺の頬にチュって……わーーーーー!!!!!」
話しながら恥ずかしくなった俺は思わず叫び、
両手を頬にあてた。
「うっるせ、耳元で叫ぶな馬鹿!
あとそれ全然可愛くないからやめろ! 女かよ」
…………まあ、エルトさんが楽しそうだからいっか。
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【キャラクターテーマ:賢明 Prudence】
ウルリク・フェリエ (cv.高塚智人)
ウルリク・フェリエくん(18)です。
みんな大好きかわいい担当!!
攻略対象軒並み20代半ばが多い中
唯一の10代!!主人公と同い年!かわいい!!
見て、この顔。
もう絶対かわいいもんね。
チョコレートをよく食べてる(かわいい)
主食はお菓子(かわいい)(栄養バランス…)
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
「ぼ、僕は……あんたのことなんとも思ってないし。
いいか……なんとも思ってないから。――じゃあね」
「言っとくけど! 俺は!
キルスが好きじゃないからな!! ……じゃあな!」
はいはいはいはい。(最大級にこにこ顔)
ウルリクくん、知ってた。
初対面から分かってた。
超かわいい担当、ウルリク・フェリエくんですね?
なかなか人を信じてくれないウルリクくん、手強いな〜って思いながら攻略してたけど、ウルリクくんが「言わないで!」って言った約束を守ったら途端に心を許してくれるようになりました。ちょ、ちょろ……
「う、うるさいな……僕が嫌って言ったら嫌なんだ。
これからはウルリクって呼ぶこと。ほら、言ってみて」
「あ、ああ……。ウルリク……」
「……ん、それでいい。じゃあね、おやすみ」
心を許してくれるまで長かったので、普通におやすみの挨拶してくれるだけで感動してた。
そんなちょろリクくんですが、彼とのエンドはBESTEND以外大体どちらかが死んでしまう結末なの、結構シビアできつかった。
ウルリクくんそんな死ぬ?!
キルスもそんな死ぬ?!?ってくらい死ぬ。
キルスはまあ分かるけど、ウルリクくんが『生きる意味』を持てないと簡単に死を選びがちなので、本当に……よく死んだなあ……(どんな感想)
どの死に方も悲しいけど、一番苦しかったのはウルリクくんがエルトに「僕を殺して」って頼むエンド。馬鹿すぎ。しんどすぎ。エルトに頼むな、そんなこと。
殺したあとにウルリクくんとエルトの初めての出逢いをスチル付きで回想するのもなかなかに性格悪くて死んだ。生きてくれ、ウルリク……。これウルリクエンドじゃないかも。ウルリクルートから派生するエルトエンドだったかも?
ひとつキルスが死ぬエンドで、
バイス(敵)に捕まってしまった、迷惑をかけるのが申し訳ないから私のことを殺してくれないか?ってウルリクに頼むシーンがあるんですけど、
これ結局ウルリクが殺そうと決心するものの、実行したのはバイスなんですよね。
なんでぇ〜〜〜!?
なんでウルリクに殺させなかった〜〜!?
わたしはウルリクの手で死にたかったのになあ!?
そしてウルリクはこの日のことを一生忘れないでいて欲しい……ほら、初めての殺人は記憶に残るってフィンも言ってましたし……。
今更思い知ったけど、物騒な世界だな!スチームプリズン!!(今更すぎ)
それとエルトルートで回収できるウルリクエンド、めちゃくちゃ良くないですか??
あらすじ:上界への片道切符を1人で行ってしまったエルト。下界に残されたキルスへの当たりがどんどん強くなって行く中、ウルリクが『一緒に逃げよう』ともちかける。
ここから始まるウルリクルート絶対ある、夢ある。
「とにかく……あいつのために何かしないと気がすまなくて。
だから、あの時エルトが生かすって決めたあんたの命を……消したくない。安々と死なせたくないんだ」
「もし戻ってきた時、あんたがいないと、あいつはきっとガッカリする。
だから、僕と来るんだ。……どこまでも逃げてやる。
エルトの残したものは、僕が守る」
2人とも心の大切な部分にエルトを残して、ぽっかり空いてしまった傷は2人で癒し合って、いつしか長い間時を過ごしてきたお互いがかけがえの無い存在になり、所帯を持ち、授かった子に『エルト』って名付ける……(随分妄想が進んだな)
アリだと思います。
よろしくお願いします。
BESTENDはかぁいいスチルと幸せハッピ〜エンドで最高でした!
「私か? 私は18だ」
「……嘘だろ」
「本当だ」
「いやいや……やめろよ悪い冗談は」
「どういう意味だ……?
ちゃんと言ったぞ、次はウルリクさんの番だ」
「僕は……18だ」
「……」
「……嘘だろう」
「本当だ」
「いやいや……やめてくれ、悪い冗談は」
「……ウルリクさんは、恋をしたことはあるか?」
「はあ?」
「恋だ。ウルリクさんは恋をしたことはあるか?」
「……性格が悪いから、ないか」
ウルリクくんに冷たいキルスが好きです。おわり。
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【キャラクターテーマ:節制 Temperance】
アダージュ (cv.古川慎)
アダージュさん(26)です。
基本的に人畜無害なオモロ男です。
好きな食べ物はチョコレートと紅茶(そうなんだ?)
料理が壊滅的に下手。
ここは主人公の家事スキルを発揮して好感度上げていくべし!と張り切るものの、主人公は元お貴族さまなのでもちろん家事スキルは底辺。おわった。
その為この2人の食事シーン、
メシマズ展開が一生続く。
『卵をどうにかしたもの』とか
『肉っぽい何か』とか
『葉っぱをちぎったもの』とか出てくる。
主人公『……よかった、水は水の味がする』
めちゃくちゃ失礼で笑う。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
さてそんなオモロ男のアダージュさん……もとい
「そうですか……アダージュちゃん」
「その呼び方はやめろ」
「わかりました、『アダージュちゃん』さん」
「アンタなあ……」
アダージュちゃんさんのネタバレ感想なんですけども、
アダージュちゃん、見かけによらずいじめっ子気質なのもオモロ男ポイントが高い。
容赦なくトカゲとほっぺキスさせるのまじでめちゃくちゃ嫌だった。わたしがキルスでも発狂してるよ。
………だけどさぁ。
「おかしい……重症なのか」
「まあな。オレには理解不能だから」
「アンタは、オレのことが好きなんだ」
「アダージュさんのことが好き……」
アダージュさんはため息をひとつつくと、
私に顔を近づけた。
顎に片手を添えて、そして――。
ひとつ言わせろ!!!!
恋愛感情のない初心な女の子の初めての唇を奪うのは!!罪ですけど!!?!
それを『たぶらかす』って言うんだよ!!
いいか!?分かったか?!26歳!!!!
「アダージュさんはどうなんだ。
その、私のことを……好き、なのか……?」
「なんとも言えない。オレは、年下のアンタを
たぶらかしてるだけのような気もする」
サイテーすぎない?!!!!
自分が好かれてるからってよぉ!
初心な乙女心弄ぶの、やめてもらっていいですか?!
「だが、悪いな。アンタには手を出さない。
本当の夫婦じゃないからな」
「そういうことは、心から好きな相手とするもんだ」
「……キスは、違うんですか」
「ん?」
「キスは、その……愛情表現ということは、
好きな相手とするものでは……」
「そうだな……場合によるんじゃないか。
オレにとっては大したことじゃない。
ただの粘膜のこすりあわせだしな」
セックスだってただの粘膜のこすりあわせだろ?!?(サイテーすぎ)(言い方)
おまえにとってキスは大したことなくてもなぁ……
キルスにとっては一大事じゃん……!?
そこんとこ、ちゃんと自覚してキスしろよ!!責任、とれよ!!!!
保護地区では
花を手に入れることすら困難だから仕方ない。
「喜んでくれるかな……
はは、喜んでくれればいいな」
見て、そんな状況をあと数テキストで知ってしまうフィンくん……。
哀れすぎ…………;;;;
フィンくん可哀想すぎて見てられなかった。
ただお花摘んで、キルスの喜んでくれる顔を想像して、ウキウキでお家に向かってただけなんですよ、彼は…………。
あんなにしんどかったフィンの命が軽く吹き飛んだのには悲しかったけど、フィンの命はあそこで散らしとかないとおそらくアダージュちゃんのこと殺してたしな……と思う。仕方なかった。すまん。フィンのこと、必ず幸せにすっから……待っててくれよな。
ここからアダージュくんが父親引きずりグズグズモードになったり、キルスの濡れ衣罪の真相が本当に理不尽で可哀想だったり、で……
アダージュルート、お……おもしれぇ……
中盤から駆け抜けてしまった。
世間知らずの貴族さま×常識を教える苦労人だったり
初心な乙女×ズルい年上の男だったり
「私はあなたが嫌い!」×「嫌ってていい。オレは好きだ」だったり
このふたりの関係性、悔しいけど……、好き、じゃん……。
「よかった……アンタはまだ、生きてる……」
「殺してくれ」
「殺さない」
「死なせてほしい」
「死なさない」
「生きていたって意味がない」
「ないなら、オレのために生きろ」
最初はキルス→アダージュだった矢印が、
最終的にアダージュ→キルスの関係になったのが
良すぎる。
たくさん振り回されたもんね、乙女心。
「アンタ、ホント……ムカつく。年下のクセに。
オレのほうが偉いんだぞ、わかってるか」
「アンタがオレの手を引くんじゃない。
オレがアンタの手を引くんだ。
……そこのところ、よく覚えておけ」
「どっちも一緒だ」
「一緒じゃない。……馬鹿」
キルスにムカついてたり、謎に一貫して上の立場に拘るアダージュちゃん、オモロ男でした。
医者×助手の関係性も良すぎて、個人的には恋愛関係に発展しなくとも、このままの関係性が続いていくのも良いな〜と思いました。それだとさすがにアダージュちゃんが可哀想か。すまんな。
好きなエンドはアダージュルートから派生するイネス殿のエンドで
テーブルの上に、一枚の紙。
そこには一言、
『キルスの不味い料理が食べたい』
と書かれていた。
「不味いって……一度も食べてないのに、ひどい」
「料理の経験がないだけで……
絶対に、上達してみせる」
「あっと驚かせたいのに……
死んでしまったら意味がない」
「いなければ……食べさせられないじゃないか」
涙がぽろぽろと流れて止まらない。
ここから医者見習いとして1人で自活しながら生きていくキルスが好きでした。
というかわたし思ったんですけど、
その人のルートで迎える他の男のエンドが好きすぎてしまうかもしれない。
置いてかれてしまったキルスと、それと共に生きてくれる男…………こんなん当て馬好きにはたまらなくない?ずるいよ、こんなん好きに決まってるよ。おわり。
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【キャラクターテーマ:不屈 Fortitude】
イネス・ハインリヒ・ハイネ (cv.君島哲)
イネス・ハイ……、ハイ!(カタカナ苦手の舞②)
29歳!!!最年長!!!
ドがつくほどの真面目。堅物。
趣味は鍛錬とか言ってる。
主人公もドがつくほどの真面目ちゃんなので
おそらく素の相性は一番良い。
好きな食べ物は知らないです。(!?)
知らないですけど、多分オムレツとか好き。(適当すぎない!?)
!わんくっしょん!
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なんか……だいぶご都合主義……だったなあ……!?
わたしあんまりご都合主義に対してなんとも思わないタイプなんですけど(ハッピーになるならそれでいいじゃん!?派)イネス殿のルートはなんか……あまりにも……えっ、そんなんでいいのか?みたいな展開が多くて………
上界に帰る直前、罪人バレしたキルスさんがザクセンと決闘して勝ったから上界に行けます!(ええんか?)とか、両親の仇!な元婚約者に嵌められた時も、ユネさまが全部見てたからお咎めなしだよ!(ええんか?!)とか、結局HOUNDSに戻ってハッピーエンドね!(結局!?!)とか……
「ああ、キルス……ふええ」
フィンは両腕をだらんと下げた状態で私を見て笑った。
――いや、泣いている。
「フィ、フィン……泣くな!」
「そもそも『ふええ』とはなんだ、
『ふええ』とは!」
「す、すみません。俺、嬉しくて……
ずっとお会いしたかったんです、本当……
はあああ……」
ま、まあフィンくんが幸せそうだからいっか…………。
このルートのフィンくん、思いっきりイネス殿とバチバチして欲しいよ。
イネス殿のルートは
「ええ。髪を切ってどうにかなるのなら――」
「これが、私の覚悟です」
片方の手で後ろ髪を束ね、
台所のナイフを手に取り横に薙ぐ。
手から零れた髪が、はらはらと床へと落ちていく。
この自らの髪を切断するキルスの覚悟のスチル、さいっっこうに好きでした!!
スチームプリズン、ナンバーワンスチルです!おめでとうございます!
髪の長い女が、自らの決意とともに短く切断する展開――、はい、好きな展開発表ドラゴン、これ発表して。
イネス殿のルートは一番キルスの生活能力の向上が見られるので、その点も良いなと思いました。
他のルートでも料理くらいできるようになってほしいよ。イネス殿バンザイだよ。色んなこと教えてくれてありがとね。
キルスの運命を決めたのはイネス殿だし、イネス殿の運命を変えたのはキルスだし、キルスは「こんな関係だから出会えた」と言っていたけど、二人は出会うべくして出会ったんじゃないかなと思いました。
てか普通にキルスの運命はイネス殿が始めた物語でびっくり。警察官になったきっかけがイネス殿ってことは、両親が死んだのも、保護地区堕ちになったのも、元を辿ればイネス殿……ってワケ……。
責任取って幸せにしなよねぇ!?
確かイネス殿のルートではキルスがどうして保護地区堕ちになったのか明かされていなかったハズなので、全ての真実を知って『俺の……せいだったのか』ってして欲しいところはある。
キルスの性格的に『最終的に警察官になる道を選んだのは私です。イネス殿は関係ありません』くらい言いそうですけど。ほんと、強い女。すき。ちゅ
これからも二人は一緒に料理をして幸せな家庭を築いて欲しいし、イネス殿から派生するアダージュエンドではオムレツを作るたびにイネス殿のことを思い出すキルスが居て欲しいなと思います。アダージュちゃんは当て馬に最適です。おわり。
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【キャラクターテーマ:希望 Hope】
ユネ・セキエイ (cv. 高瀬泰幸)
ユネさま(推定年齢400↑)です。
やべ〜やつ来たな。わかる。
見た目年齢は16歳くらい。
とりあえずこの世界で
神さまみたいに祀られている存在。
わたし、この人攻略対象って知らなかった。
神さま……が攻略対象……なんですよ。
意味わからなくないですか?
攻略……するんですか?神さまですよ?
好きな食べ物……というより
食べることがすき。めちゃくちゃ食べる。
お菓子をよく買いに行かされる。
神……さま……?
趣味は人を驚かすこと。らしい。
神…………さま…………??
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
「あーーーーーーー!!!!」
「!?」
「どうしました。ついに壊れましたか?」
「ねえ、ここに置いておいた
チョコレートがないんだけど!?」
「お前のだったのか。
すまない、私が食べてしまった」
「はぁ?
なかなか手に入らない貴重なチョコレートなんだぞ。
楽しみに取っておいたのに……」
「聖人の奇跡でなんとかなりませんか?
こう、『えいっ』と」
「『えいっ』……ならないね」
安心安全ワクワク☆下界チームだ!?
受刑ルートが結構殺伐としてたので、
ワクワク☆下界チーム、やっぱいいなあ……!
エルトクリードさんがいい。
こういうおちゃらけ具合を保護地区にも。
下界チーム&ユネさまの掛け合い、好きすぎる。
ユネさまのルート、
わたしは今度こそ上界で真犯人を見つけて、上界で幸せになれる!と思ったのですけど、
ハピエン……まあ普通に、下界に堕とされたよね
というかユネさまとのエンド、2人で幸せになるには上界にはいられないって、そんなことある?!
上界の象徴なのに!?
すーーぐ下界に堕とすじゃん!?
ユネさまルート、内容が内容なので他と違った展開で楽しめたんですけど、
ひとつ……ン?ってところをあげるなら
ユネさまっていつあんなにキルスのこと好きになったんだろうな……?という。
確かに『恋をしよう』とは言われたけど、お互いそんな好きな状態で恋人関係になったワケじゃないと言いますか……。え?そんなにユネさまってキルスのこと好きだったっけ??みたいな気持ちが終始拭えず……。
まあユネさまのこと『人間』だと接してくれるのがキルスしかいなかったんだもんね。そりゃ好きにもなっちゃうか〜!!
下界に堕ちてワクワク☆下界チームと仲良く余生を楽しむエンドも良いですけど、
わたしが一番好きなエンドは
「でも……うん、大丈夫。
これまでもひとりで生きてきたから、これからも生きていけるはず。
これからの私には、お前との思い出があるからね……」
「さようなら……私のキルスさん。
いつまでも、末永く幸せに
――お前の未来が美しいものであるよう、祈ってるよ」
キルスがユネさまを死なせたくなくて、ユネさまの元を去るエンドです。
これ、ユネさまの綺麗な涙スチルとお別れの言葉で終わりかな〜?と思いきや
――数十年後。
「――いいよ、入って」
(ん? ああ……そうか、とうとう……)
「この日が、ついに来てしまった……」
とある『知らせ』を受けた私は、
予定をすべて取り消し神官院を後にした。
キルスの老後まで書ききるんだ……!?って驚いた。
ユネさま、キルスとお別れした時にここまでの未来を悟ってたのだと思うとお辛いすぎる。
というか我々も、まさかここまで書いてくださると思わなくてお辛いすぎるよ。
ベッドに近づき、様子を伺う。
(……再会した時の言葉、色々考えてたんだけどな)
いざ目の前にした瞬間、
すべて消えてしまったようだ。
「ひさしぶり。元気にしてた?」
ユネさまの時は長いけど、同じ空の下でキルスが元気に生きてると思ってこの数十年過ごしてきたんだろうな……(ところでそんなにユネさまってキルスのこと好き……だったの?)(まだ言う)
廊下を歩いていた時に、使用人が言っていた。
私が到着する直前に息を引き取ったと。
「ひとこと話す時間くらい、くれてもいいのに。
お前は本当……私の思い通りになってくれないね」
涙が一筋流れ、
私の頬を伝い、彼女の手に落ちる。
ひさしぶりに握った手の皺の多さに、
会わなかった年月を感じた。
キルスがもう長くないことを知って、その時だけは会いに行こうって決めたのに、キルスもう死んでんだけど……。
もう少し頑張れよぉ……キルス……
会いに来てくれたじゃんかよ……!
「ねえ……キルスさん。起きてくれないかな」
その目は開くことなく、
「私の名を呼んでくれないかな」
その口は開くことなく、
「……笑ってくれないのかな」
その顔は……ああ――、
「……笑ってくれてるね」
永遠の眠りについた彼女は微笑を浮かべていた。
「今日から続く日々には、お前はもういないけど……
頑張って生きていくよ」
「私がお前のもとへいくのは時間が掛かるかもしれない。
永遠にないかもしれないけど」
「どうか、気長に待っててくれると嬉しい。
空から私のことを見守っててほしい」
「おやすみ……キルスさん。また、会おうね」
キルスがもういない空の下を生きていくの、お辛いすぎるな。そりゃ死にたくなるよ。
やっぱりキルスは責任もって殺してあげるべきだったのでは……、何ひとりで寿命迎えてんだよ……。置いてくな、ユネさまを……
ところで「今日から続く日々には、お前はもういないけど……頑張って生きていくよ」って台詞、めちゃくちゃ良くないですか?一番すきかも。
二人で横たわって人生を終える、綺麗なスチルかと思いきや、翌朝ユネさまだけむっくり起き上がって「ウォーナー、なに〜?」みたいなこと言うエンドも衝撃強くてお気に入りでした。
このユネさまはキルスのことそんなに好きじゃなかったんだろうな……(笑)
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【キャラクターテーマ:信念 Faith】
フィン・ユークレース (cv.新垣樽助)
フィン・ユークレースくん(22)です!!
絶対に幸せにしてあげたいフィンくんです!!
好きな食べ物はハンバーグ。(かわいい)
好きなひとは主人公!!!
どこに出しても立派な主人公だいすき男です。
本当にありがとうございました。
自信がなさすぎるのが玉に瑕。
ハンバーグが好きなので
特別な日とかには張り切って作っちゃう。
かわいいね。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『ネタばれだよ><』ボタンをもう一度押してください!)
私のせいでHOUNDS堕ちさせてしまい、ザクセンに虐待され、心がすっかり壊れてしまったフィンくんのこと、必ず救いに行……………………
…………行かなかったな。
なんか…………保護地区に住むフィンくん……
逞しいな…………?
家も見つけてるし、ひとりで生計も立てられそうだし、何よりキルスのこと思う存分「好き」って言えるし……
フィンくん、もしかしてこっちの方が……いい?
確かに冤罪の件は申し訳なかったけども、自由恋愛の件で元々罪人だから下界に堕とされても……みたいなこと言われた時、「確かにな?」と思ってしまった。
結局この世界って、殺人しようが恋愛しようが罪の重さに変わりなく最終的に下界堕ちしかない判決なら
…………まあ、なんだ
こう言っちゃなんだが…………
…………まあ、フィンくんに……濡れ衣着せても…………
(サイテー!!!!)(一番のサイテーは私だよ)
キルスって本当に罪人になった時なにも出来ないし、フィンはHOUNDSで心を壊してしまうし、
対してキルスはHOUNDSに行っても心壊されないし、
フィンは罪人としてうまく生きていけるし……
初めから……これで良かったのでは???
心が壊されてないフィンくんとの恋愛、フィンくんの念願叶って本当に良かったな……とは思うんですけど、
あの数々の……他の男たちルートで心を壊されてしまったフィンくんはもう救われないんだなって思うと……。
他の男たちルートで迎えるフィンくんのエンド、大体全部狂ってしまったフィンくんで悲しい。幸せにしてあげたかった。どんなに辛い仕打ちを受けても、キルスが同じ地上にいるからって諦めなかったフィンくんの手を掴みたかった。
そして制限ガチガチにかけられたフィンルート、
ようやく上界で無念を晴らす時が来たのか……と思いきやなにも解決せず下界に逃げ込んで終わってしまった。
嘘でしょ?そんなんでいいのか?!
――生まれて初めての経験だった。
『フィン・ユークレースは、一族の荷物』。
俺が繋がれていた場所では、それが常識だった。
責められ呆れられ見放されることに、疑いもしなかった。
だって俺は『価値がない』から。
(それなのに……キルスは……)
BADのみで明かされた、キルスとフィンの出逢いの追憶と、フィンがキルスのことを好きになった瞬間が描写されているのが良かった。
スチプリ、わりと男→キルスへの恋に堕ちる描写がイマイチ伝わらないところがあるのですが、フィンくんに関しては一貫してキルスのことが好きだし、好きな理由も明確だし、で一番幸せにしてあげたいなって思うんですよ。
他の男だと「……?あれ、そんなに君ってキルスのこと好きだっけ?」みたいなことあっても、フィンくんの場合だと「まあ、キルスのことめちゃくちゃ好きだしな……」って思う。というか他の男を攻略しててもフィンくんの方がキルスのこと好きじゃん?とまで薄ら思ってた。
これで追加攻略キャラなんて嘘でしょ!?!
こんなんPC版の方たちはどういう気持ちでフィンくんこと見届けてたんですか……?
他の男よりフィンくんの方がキルスへの愛、深いと思うんですけども……
それでも、私が救ってあげたかったのは保護地区堕ちしたフィンくんじゃなくて、HOUNDS堕ちしたフィンくんだったんだよなあ……という感想でした。悲しいね。幸せにしてあげたかったんだよ、フィンくんのこと…。おわり。
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【キャラクターテーマ:正義 Justice】
キルス・ティステラ (cv.なし)
君が主人公でなければ、
私はとっくにこのゲームを投げ出していたよ。
一緒に走り抜けてくれてありがとう。
キルス・ティステラさん(18)です!
キルスさんじゃなきゃクリア出来なかった。
今までプレイしたどの乙女ゲームよりも、辛い目に遭ったし、理不尽だった。
多分他乙女ゲーム主人公は開始30分で耐えられない!って逃げ出すんじゃないかな……!?
星野市香さんでも挫けるレベル。そんなレベルです。
キルス・ティステラ、本当に強い女。(物理的にも)
乙女ゲームの主人公って、謎の正義感に駆られて余計な行動しちゃいがちじゃないですか、(言い方)
キルスさんもテーマ通り【正義】を掲げて行動に移すのですが、もうキルス・ティステラさんならそうするよね。みたいな信頼があるのでそこまで苦じゃなかったです。
子どもが泣いてたら絶対に助けに行く、それがティステラさんだもの。
そんなティステラさんと歩んだグランドエンディングまでの道のりです。
!わんくっしょん!
(この先ネタバレです!誤タップしてしまった場合はこのまま『グランドエンディング感想』ボタンをもう一度押してください!)
め……っちゃグランドエンディングだった……!
まず、何より、両親が生きてる……!!
何をしてもどう足掻いても両親は死ぬしかない未来だったのに、両親……生きてる……!!
救えた……救えたよ……!!
グランドエンディングということで、攻略対象の男たちが全員出てくるんだろうな〜?とは予想してたのですが、
まさか全員連れて上界にあがるとは思わなかった。
というかグランドエンディングのその先の未来、
絶対フィンルートじゃん……!?みたいな終わり方でずるい。
後日談SSでみんなフィンくんのこと応援しちゃってるじゃん。
フィンくんだけ可能性のあるルートが2つもあってずるいや……
まあ……フィンくん……頑張ったもんね。
そのくらい許してあげよう……。
特殊エンディングとして
ユネさまの演説がムービーとして流れるの、
今までになかった手法で普通に良かった。
グランドエンディング後のその先のみんなの様子なんて描かれることもあんまり無くない?!
良い演出でした。
ザクセン・ブランデンブルクも幸せそう。
▼総評
か、過酷だったぁ…………っ!!
世界観、すっごく過酷だった。
だってプリズンだもん。
プリズンはそりゃ過酷だよ。
勝手な想像として、
>>The スチームパンク<<
みたいな世界観かと思いきや、
スチーム >>プリズン<<
って感じだった。
スチームの部分よりプリズンが勝つ。
まあスチームでもあるんですけど。
どちらかと言うとプリズンを覚悟してプレイした方がいい。
それとおまけ要素がすごい!!
後日談SS、BAD後SS、CGコメント、CG彼視点シーン再生、キャストコメント……など盛りだくさん
特に後日談SSなんですけど、
主人公視点・彼視点が最初から選べる最高機能!!!
彼視点を選択すると、主人公の立ち絵までついてくる親切設計。
主人公、めちゃくちゃ可愛くて『主人公落とすのってこんな感覚なんだ……』となり普通に照れる。
CGのシーン再生で彼視点がついてくるのもやばすぎ。
それとは別にCGコメントもある。何?優しすぎる
おまけだけで何日も浸れるゲーム、スチプリ以上を知らない。
手厚い福利厚生。感謝です。
攻略順はキャラ紹介通り
エルトクリード→ウルリク→アダージュ→イネス→ユネ→フィン→グランドエンドでした。
まあ、これでしょ。
でもそこまで攻略順気にしなくても良さそうではある。
⚠️エルトくんとウルリクくんの関係性の話をしています。ラヴ的な話はしてませんが、ブロマンスみを感じるかもしれないので苦手な方は見なかったことにしてください⚠️
⚠️エルトルートとウルリクルートのネタバレがあります⚠️
「……じゃあ、俺が友達になるよ」
「え……?」
「俺が君の友達になる」
「何があっても……
どんなことがあっても、俺は君を信じ抜くよ」
え?良………………。
わたし、乙女ゲームにおける幼少期の約束とかめちゃくちゃ好きなオタクなんですけど、
スチプリの幼少期枠、お前らかい!!
なんで?!キルスは!?!?
そこにキルスは必要ですか!!?!?
ここ、普通にナンバーワンスチルって言ってもいいくらいに好きなスチルでした。
ウルリクくんの根幹に、『他人を信じない』というのがあるんですけど、
ウルリクルートではそんな彼の凍てついてしまった心の壁を砕いていくほどの強気な『ウルリクを信じ抜く』っていうマインドが必要なんですよ。
ウルリクルートのキルスは見事ウルリクくんを信じ抜いて、ウルリクくんの心の壁を破壊することができるんですけど、
その時のウルリクくん、「信じ抜くって何……?エルトもおんなじコト言ってたんだけど……」みたいな事言ってくる。
キルス………要る?
なんか別にキルスが頑張らなくても、ウルリクくんのこと信じ抜いてくれる人間は居てくれるしな……しかも、キルスが初めての女ってわけでもなくて、2番目なんだよな……。
『フェリエ家』と『ヴァーレンティン家』が祖先からの繋がりって言うのはずっと言われてきた事で、ウルリクとエルトもそれに倣って出逢ったのはそうなんですけど、
「……実のところ、君のことを少し諦めていたんです。
探しても探しても見つからなかったので」
エルトクリードは紅茶を飲み、話を続ける。
「路上で生活するうちに亡くなったのではと、ずっと思っていました」
「にも関わらず、俺達は再会できた。……運命だと思いませんか?」
(運命……)
「……気持ち悪」
「わかります、気持ち悪いですよね」
「わかるのかよ。じゃあ言うなよ!」
そこから一度離れて、再び2人の人生が交わることになったのは、ウルリクくんとエルトの運命だと思うんですよね。
スチプリの『運命枠』、お前らかい!!!!
……………キルス……………………?
そこにキルスは必要ですか………!?
わたしはボーイミーツガールの運命を探しに乙女ゲームをプレイしたというのに、なんで野郎どもの運命を見せつけられてるんでしょうか…!?
なんかほんと、ウルリクくんとエルトって、キルスがいなくても普通に生きていけそうなんですよね……。
居たら居たで彼らが好きな女性に対する態度はどうなるのか、っていうのが見られるだけで。
生きていく上で、『恋愛』は二の次と言いますか……。
子ども頃、母さんに連れられやってきた場所。
二度と来ることはないと思ってたここが、次の拠点になるなんて――。
「運命、なのかな……」
何をどうしても、最終的に『フェリエ』に付きまとわれる運命なのだろうか。
『運命』を擦るな。
『フェリエ家』と『ヴァーレンティン家』、乙女ゲームという媒体でなければもっと深く掘ってくれたのかなと思うと、お前らとは別の形で出会いたかったな……と思わなくもない。
そもそもウルリクくんとエルトは表向きは「エルトの抱える情報屋」となっているのに、本当の関係は「『フェリエ家』に仕えている『ヴァーレンティン家』」となっているのがなかなかにズルい。
ウルリクくんの仰せのままにってしたの、ウルリクくんを殺すときだけじゃん……っ!!もっと活用してくれ。
でもやっぱりルート的にはワクワク☆下界チームは最強なので、いつでもお邪魔したいですね。
推しはフィンくん!幸せになって欲しい。
推しカプは……
…………っ、悔しい……けど、アダキル。
フィンキル、ウルキルもすき。
エルトクリードさんは居たら空気がラクになるので常にいて欲しい存在。
ザクセン・ブランデンブルクには可能性を感じてます。
スチームプリズン、お疲れさまでした**
過酷だったけど、普通に楽しかった!!ありがとう!!
またいつかの乙女ゲーム感想記事で
お会い致しましょう。
それでは。
以上、やちょうさんでした。