Bird Writing

思うがままに

【幻奏喫茶アンシャンテ】凛堂香【ネタバレ感想】

幻奏喫茶アンシャンテ【凛堂薫】ルートのネタバレしかありません!!!
自己責任でお願いします!!!
※【ミシェル】ルートの匂わせもありますのでお気をつけください





凛堂さんとの話を思い出すために
もう一度クリアして来ました。
泣きすぎて死にそう。ほんとうにつらい。


凛堂さんの感想を振り返るにあたって、
私がスクショしてた台詞を見返してきたけど
凛堂さんが圧倒的に多くて笑っちゃった。
他のキャラが4,5枚なのに対して、
凛堂さんは画面いっぱいくらいあった。(笑うところ)



▼凛堂さん絶対に幸せになってね感想


第1章:人間と人外

自分の身を案じてくれる凛堂とこまめに連絡を取り合っている主人公。
そんな中、彼の旧友である御門が、意外すぎる依頼のためにアンシャンテに訪れて.......?


凛堂さんのルートが、実は一番【人間と人外】がともに生きていく上での大変さを語っている気がする。
おかしいね、凛堂さんは【人間】なのに.......。

個別の最初からこの件の彼.......御門彰さんの彼女について

「【人間】が【人外】になることって、あるのかな.......?」

って聞く琴音ちゃん。
常連ズがこぞって「有り得ん」って言っている中、
ミシェルくんだけは

「俺は、有り得ない話じゃないと思うよ」

って言っているんですよね.......。


第1章からかましていくじゃん、ミシェルくん.......


全体感想の方でも書いたので再放送なのですが、
凛堂さんとミシェルは人間⇔人外の対比がすごい。

推奨攻略順は確かにミシェルが深く関わってくる
イルミシェルが綺麗だとは思うけど、
対比として比べるなら
凛堂ミシェルでも綺麗だったかもしれない。
むつかしいところですね。(急に何?)

「.......凛堂はさ。
 秘密主義なヤツだから。
 何かを知りたいなら、踏み込んでやりな」

色んな意味でのライバル(ミシェル談)に塩を送るミシェルくん……。
いや私思うんですけど、
ミシェルくんも優しすぎるところがありませんか?






第2章:妹

人外【くーちゃん】の正体を知ってしまった主人公は再三凛堂から説かれてきた人と人外の線引について、改めて考えを巡らせることになる。


2章はね
凛堂「人間と人外って大体不幸になるよ〜〜」
って感じの話。(雑!)

人間と人外の違いは、
あまりないと言うミシェル。

人間と人外の違いは、
あまりあると言う凛堂さん。


〜中略〜


その中でも、
特にミシェルと凛堂さんは、
ある意味ではとても似ている。

私を子供扱いしてくる、
優しくも過保護な常連。
片方は、何千年もいきているという
魔王さまだけど.......。

やっぱこの2人、意図的に似てるよね???

最後は凛堂さんにデートに誘われて終わり!
来ましたトキメキポイント!!
とっても楽しい3章の始まりだよ!!!






第3章:呪い

凛堂と交流を深め【人間としての普通の幸せ】を得るよう促され、彼のことを意識していく主人公。
だがGPM本部を前触れのない異変が襲い、凛堂が急ぎ駆けつけるが.......。


凛堂さんのためにネイルしちゃう琴音ちゃんが可愛い。
凛堂さんから子供や妹のような対象だって思われたくない琴音ちゃんも可愛い。
「デートに行く」って言って、防犯ベル渡しちゃうミシェルも可愛い。
物騒なお父さんたち(常連ズ)がめちゃくちゃ心配してるのも全部かわいい!!!


楽しい楽しいデート編だね。
なお私のボルテージはここでMAXを迎え、急下降します。


はにわのテンちゃんもいちばん好きなマスコットキャラクターなので凛堂さんルートで出てきてくれて嬉しい!
ただテンちゃん、退場が早すぎやしませんか?
もっとルートの最後まで居座って欲しかった。うう。
琴音ちゃんのハンカチに寝そべって天咲島に返されるテンちゃん可愛いね。絶対丁重に扱えよ、GPM職員。

全体感想で、私の好きなスチルはミシェルルートです!
って言ったけどアレは嘘かもしれない。
本当は凛琴ちゃんが一緒に料理をして、凛堂さんの胸元からテンちゃんが顔を出してるスチルがいちばん好きです。

「でも.......そうだな、彼女か。
 琴音ちゃんがそうだったら、きっと嬉しいよね」

 はぐらかすように笑って、凛堂さんは私を見た。
 重たくなった空気を、しまいこむように。
 辛いことなど何もないのだと、言うように。

「どうかな。
 おじさんと付き合うとか。なんて――」

 確かに私には何も出来ない。
 私は、関係ないのかもしれない。
 でも、それが。
 何だか、嫌で。
 変に腹が立って。
 だから無理やりにでも、近づきたくて。

「――私が
 宜しくお願いしますって言ったら、どうするんですか?」



.......ひゃあ!?!

ひゃぁああ!?


えーーーん、こんなの、ドキドキしちゃうじゃん!!

琴音ッ、琴音、よく言った!!
よく言ったよ!!!
ミシェルくんの「思いっきり近づかないと、あいつはすぐ逃げちゃうと思うよ」をちゃんと実践出来てて偉いね!!

「僕が言う【普通の幸せ】は、
 【人間の女の子としての幸せ】だよ」

 くいと不意に引き寄せられた身体。
 優しく、けれど。
 明確な意思をもって、
 私との距離を詰める、そんな動作。


〜中略〜


「それなら、凛堂さんも。
 【普通の幸せ】を、忘れないでください」

 私の言葉に、凛堂さんはとても苦しそうな顔をした。
 そして。絞り出すような声で。

「.......それなら
 .......僕たち2人で、
 それを探してみるのもいいかもしれないね」

 吐息が触れ合うような距離。
 それが、微かに縮み――。

「!!」

 突然の着信に、私たちは弾かれるように身体を離した。



.......ひゃあ!?!(2回目)

ひゃぁぁああ!!?!


し、心臓飛び出ちゃうかと思った.......。
大人な恋だよ!!だめだよこんなの!!
私の琴音ちゃんが!大人の階段!登っちゃうよ!?
君はまだシンデレラでいて!!ってミシェルが言ってる!


め〜〜〜っちゃくちゃドキドキした。
何度読んでもここのシナリオはドキドキしちゃう。
何度でも凛堂さんに恋をしてしまう。


ここの、夜景を後ろに唇が触れ合いそうな距離のスチル!
はい!!ここが!いちばん好きなスチルです!!
(いちばん好きなスチルありすぎなんだよなあ)(テンちゃんの話どこいった)


残念ながら物騒なお父さんたちに今宵のドキドキは止められてしまうのですが、
いやぁ〜〜もう一歩だったな、、
あと一歩、琴音が潤んだ上目遣い「帰りたくないです」って言えば良かったのに!くぅ!

そのあとの琴音ちゃんがこの時のことを

あの、その.......キ.....................ス的な。

とか

まあ.......その?
それっぽいこと?

って言ってるの死ぬほど可愛くて無理なとこある。
新社会人だよね!?!
高校生みたいなピュアを出すんじゃないよ!!


そして迎えた二度目のデートで.......

「も.......もう少しだけ、いちゃ駄目ですか?」

「上手く言えないんですけど.......
 凛堂さんを、1人にしたくなくて」

琴音!!!!
よく言った!!!!!!
あんたこそ良い女だよ!!!!!
今日は赤飯!!はいっ!!!

凛琴ちゃんは幸せな夜を過ごして終了です!






は〜〜〜〜。


.....................ふぅ。





ということでどうでしたか?
凛堂さんルート、何度やってもときめきますよね。
それでは次回の記事でお会いしましょう。






.....................。

............................。





何度でも思うのですが、
この時の琴音さんは一夜限りでも結ばれて欲しかったな.......。(急にR指定の話するじゃん)



はぁ。この先の感想は地獄です。


ざっとあらすじを説明しますと、

一夜の過ちとなりそうなところに御門さんから「ごめん」とひと言電話があり、
その後琴音ちゃんをアンシャンテに送る途中で
GPM部下からの「助けて」コール。
アンシャンテには戻らず、そのままGPM本部へ。
「15分で戻ってくるから」と言った凛堂さんは、イルに抱えられながら戻ってきて瀕死の状態。

そこから数日看病するも、凛堂さんの寿命はあと2日。
このまま死ぬのを待つか、それとも人外に変えて生き延びさせるか。決めるのは貴方です。


.......みたいな。

なん.......なんでさぁ、凛堂さん.......急にこんな.......
どうして急に生死彷徨うの..............。
どうして、こんなことに.......。

――これを飲ませれば。
自分と凛堂さんの関係は。
少しずつ、交わりかけてきた関係は。
きっと、粉々に砕け散ってしまうだろう。
人間として掴めていたはずの、幸せも。
もしかしたら、見え始めていた関係も。
だけど、それでも。
私はもう一度、あなたの声が聞きたいから。
あなたに、生きていて欲しいから。


ボロボロに泣いた。

そう、そうなの.......。
凛堂さんと琴音ちゃんはね、少しずつ、だけど確実にお互いのことを知って、凛堂さんの心の凍りついてしまった部分を、少しずつ溶かしていって、これからだったの.......。
これから一緒に歩いていけるかもしれないって、
あともう少しで凛堂さんが覚悟を決めるところだったの。


どうして.......こんな..............ことに。


凛堂さんも琴音ちゃんも、もう子供じゃないから。
お互いの関係が変わっていくのを察してたのに。

琴音ちゃんは、これを飲ませることによって
そんな風に変わり始めていく関係を全て壊してしまうことを覚悟して、
それでも自分のエゴで
凛堂さんを【人外】にする選択をしたんですよ.......。


なに?まじで?
誰も悪くないじゃん。
悪いとしたら神だよ。神が悪い。うえーん.......






最終章:僕らの【普通】

命を救う代償として、人外になってしまい苦悩する凛堂。
そして凛堂を蝕んだ呪詛の原因である御門と雫は、GPM本部を不気味な影によって占拠する――。


最終章はもう全部だめです。
楽しかった凛堂さんルートは終わりです。

【人外】になってしまった凛堂さん.......の本音.......の話、する?
ちょっと私の覚悟が足りないな.......。

「でも僕は、僕なら人間だから。
 人間としての幸せを求めるなら、2人で.......
 探してみるのもいいとか、言っておいて.......」

「.......その結果が、これだよ」

「.......年甲斐もなくさ。
 色々、考えてたんだ」

「この間は、おうちデートだったから、
 今度は遠出もいいかもって
 天咲島を訪れてさ。
 テンちゃんに会って、ついでに彼女の実家.......とかさ」

「まあ、ご両親への言い訳とか。
 そもそも自己紹介とか.......どうしようかな、なんて」

「この間も、買い出しのついでに寄ったジュエリーショップで、すごくいいペアリングを見つけてさ
 ペアリングなんてまず買わないんだけど.......
 思わず財布の中身を確認しちゃったよ」


無理すぎる。

うっ、うっ.......。まって、無理すぎる。

もうやめていい?私のヒットポイントがもうない。


【人間】だから、できること。
琴音ちゃんにしてあげられること。
今度は車で遠出をすること。
琴音ちゃんの実家に挨拶すること。
ペア.......リング.......を、身につけること。

全部全部、【人間】じゃないと出来ないこと。
そしてもう凛堂さんにはそれが出来ないこと。


どうして.......?神さま、どうして.......??
凛堂さんが何をしたって言うの..............。

「..............なのに。
 もうこんな身体じゃ、
 ペアリングなんて.......無理じゃないか」

「いや、それどころか.......
 もう彼女と一緒に、同じ時を歩むことすらできなくなったんだ」

「..............。
 はは、どうしてかな。
 なんで.......こうなったのかな」

「.......でも、そうだな
 一言だけ。吐いてもいいなら.......」

「.......僕は.......っ」

「人外になんて.......!
 なりたくなかった.......!!」


あああああああ


あああああああああ


;;;;;;;;


ごめんね、ごめんね凛堂さん。ごめんね。
「ごめんなさい」って必死に謝る琴音ちゃんも、もう見てられなかった。
ごめんなさい。誰も悪くないのに。
強いて言うならゲームを進めた私が悪い。

凛堂さんに、こんなこと言わせたくなかった。

「こんな僕がそばにいたら.......
 僕も彼女を苦しめるって、
 分かりきってるのに.......!!」


〜中略〜


 いつだってそうだ。
 凛堂さんは人に優しくするのに、
 自分には踏み込ませようとしない。
 先ほどの、またデートに誘わせて欲しい
 というのもきっと.......
 私の罪悪感を和らげるための言葉。
 彼はきっと、
 【普通の幸せ】を私に与えるために、
 身を引こうとしている。


凛堂さん、「人外になんてなりたくなかった」のは、琴音ちゃんに【人間と人外】がともに歩む不可能さを味わって欲しくなかったからなんですよね。

『自分が人外になってしまったこと』じゃないの。
『琴音ちゃんが【普通の幸せ】を掴めなくなってしまう』ことを苦しんでるの。

本当に、どこまでやさしい人なの.......?


1章から散々【人間と人外】がともに生きていくのは厳しいことを訴えてきてからのこの展開。本当に綺麗。


【人間】である僕が、琴音ちゃんに【普通の幸せ】を与えてあげたい。
御門のように【人間と人外】で苦しんで欲しくない。

凛堂さんの願いはたったこれだけなのに、
自分が【人外】になってしまったことにより、ひとつの願いも叶えられなくなってしまって。
だから琴音ちゃんのことを諦めようとするけれど、まあそこは私たちの琴音がそれを許さないわけで。


いけ!!琴音!!!!
あんたは最高の女だよ!!!!




ということで最後はなんやかんや御門さんたちを倒して〜二人は幸せなキスをして終了〜なんですが(急に雑すぎない?)
まあ.......アンシャンテはご都合主義が通らないゲームなので
どのルートでも
『きっとこれからも不安や大変なことはあるだろうけど、2人で生きていく覚悟は決めたよ』エンドになります。


最後は琴音ちゃんが言った
「私の【普通】を舐めないで下さいよ」に合わせて
「僕も一応は、万が一にもフラれるのが怖かった――【普通】の.......男だからさ」
最終章:僕らの【普通】をシメるのがとっても綺麗でした。


それにしても例え凛琴ちゃんが結ばれたとしても、
アンシャンテの常連ズは変わらず
凛堂さんを邪魔者扱いするのが堪らなく好きだなあと思いました。

ありがとう、君たちがいたから私はここまで終わらせることが出来ました。
優しい居心地をありがとう。



凛堂さんのことをたくさん話せたので満足です。
これでアンシャンテの感想は終わりかな!
おつかれさまでした。



以上、やちょうさんでした。