Bird Writing

思うがままに

【Blackish House sideA→】久世円【ネタバレ感想】


Blackish House sideA→
久世円ルートのネタバレしかありません!!!

自己責任でお願いします!!!






お久しぶりです。やちょうさんです。
今回もお先に個別感想記事を失礼します。




Blackish House(通称:ブラハ)…………



いや〜〜〜〜ほんとうにさ!!



大変なことになっちゃったよ、このゲームは。
なんてことをしてくれたの。





Blackish House sideA→
個別ルート2周目

久世円君です。



対戦よろしくお願いします。









ハ〜〜〜〜〜〜〜顔が良。



このビジュ、久世くんルートのシーン転換に使用されるアイキャッチなのですが、
この顔がめちゃくちゃお気に入りで
何度か真似しながらアイキャッチしてた。



……皆もするよね?




久世くん、ルートが本当に長いしさ〜
でも全部のシーンが最高最高最高すぎちゃって
まじで多分書き終わらないんだけど大丈夫そ?
(待ち受ける有村乃亜の感想……)







ねぇてかもう最初っから
このルートの『肝』の部分言っていい??
いいよ





あのさぁ〜〜!!!
久世円の初恋が亜麻乃雛なんて
そんなのさぁ〜〜!!






聞いてないよ!!!!!!!






突然幼少期の回想シーンお出しされてさ!
実はちっちゃい頃に会ってました〜
それが久世くんの初恋でした〜
なんてさ!!!




そんなん……
そんなんさ…………!





好きに決まってるじゃん!!!!





本当にだめ。ずるい。
わたしは幼少期の頃に出会ってました展開にデロデロに弱いので
この回想をお出しされた時点で
最終告白シーンではべしょべしょに泣くのが確定してました。



はい、これを踏まえた上で
久世円ルート、行ってみようか。



まずは個別入った直後の夏祭りからね。




▼ Scene1『ある夏の夜』



久世くんとは共通パートである程度仲の良さは築けているので
なんのギクシャクもなく夏祭りを一緒に楽しんで、
一緒に花火なんか眺めたりします。



 久世君は照れたように微笑むと、
 そのまま私を見つめる。
(えっ?)
 久世君の手が伸びてきて、私の顎に添えられた。
 触れられたことに驚くうちに。
 彼の顔が間近に迫ってくる。
「…………」
(えっ、これって……?)
 唇同士が触れそうになり、
 私は慌てて手でそれを防ぐ。
「……っ!?」
 私に拒まれた久世君が、
 心外そうに目を見開いた。

「……ダメだった?」
「えっ!!?」
「お礼のキス、しようとしたんだけど……」
「キ……!!?
 だ、ダメに決まってます!」


手っ、が早いなあ!?


まだ個別入って5分も経ってないよ!?


顔に似合わず手が早いな?!
なんというか、ものすごく女慣れしている。



「……あんた、もしかしなくても、
 キスしたことないの?」

「ない……です……」
 ふるふると首を振ると、
 久世君が何か考え込むようにして
 私の顔を見つめてきた。
「え、何ですか……?」
「そっか。そのキレイな唇、
 誰にも触れさせてこなかったんだ?」

 久世君の瞳がまた、
 花火の光を反射してきらりと輝いた。
「だったらあんたのファーストキス、
 いつか俺が貰ってやろうか?」



〜〜〜〜〜ッ!!!!?!



なにこの子。



なにこの子!!!!



手が早い!!!ちゃらい!!!!
あんなに綺麗な顔しといて!!!!




あのさあ!!
ひとつ言わせてもらうんだけど!いい!?





めっっっっちゃ好き。





(早)(ちょろ)





いや女慣れしているオトコ……良いじゃん?
私はねほら……
童○より……
チャラ男の方が……
好きなので…………ネッ




久世くんはさ〜、
『初恋』を『初恋』で終わらせて
自分がこれから歩む道を理解してるんですよね。

だからまあ、スキャンダル起こしまくっちゃうっていうのはこれからの人生に対する反抗的な意志を感じてまだ高校一年生ぶってるんだなって思うんですけど。




いや待ってまだ高校一年生なの!?!



て、手がはえ〜〜〜〜…………



この段階の久世くんは、『初恋』をしっかり終わらせて雛とは今の関係性を築き始めてるんじゃないかな〜って
それでも雛のことは『大事な人』枠には入ってそうだけど!だって初恋の相手だもんね。そりゃ大事な人になるよ。




▼ Scene04『男女の秘め事』



そんなこんで久世くん手が早いな〜って思ってたら



そう




例のアレです。



ここで「Blackish House」が
PCゲームということを思い知らされたよ




モブ女とのア〜ン的展開……
アリ、なんだね…………!?




私はこれ全然大丈夫なんですけど
だめな人ってとことんだめなんじゃないかな!?

って思うんですけど

PCゲームってすごいな……!



そりゃ手が早いよ、久世くん
高校一年生でそんな生き方、して欲しくなかったよ(急な親目線)




▼ Scene05『彼を形成した過去』

「前から思ってたけど、雛って
 ほんっっとに変なヤツだな」

 久世君はガタリと大きな音を鳴らして椅子から立ち上がる。
「俺はバカな子役上がりのスキャンダルメーカーだよ」
「人を殴るのが好きで、腹が立ったらすぐ手が出る。だから友達もいない」
「でも仕事はあるし、将来は有望。
 なんて言ったって久世財閥の跡取りだからな……」

 自傷気味に笑うと、久世君は私に背を向けてから
 もう一度、こちらに振り返った。
「何を心配してるのか分からないけど、
 俺はやりたいようにやって、気ままに生きてる」
「無理なんかしてない。雛の考えすぎだ」


う〜〜〜〜
久世くんはさぁ、本当に賢い…………
賢い…というか、この先の自分の未来を全て"理解"してしまってるからさ……。


ね、そうだよね。
久世くんはこの先の自分の未来に『希望』なんてものを持ってないんだよ、出会った時から。
それってすごく悲しいね。




▼ Scene07『Beautiful Monster』



ということで久世くんルートのメイン!!
雛が見事主役に選ばれた舞台の初顔合わせです。

お馴染み千羽くん(確実に当て馬役のサブ)初登場です。
いつもありがとう。世話になってるよ。君は本当にいい役回りだよね。しかも顔も良い。




「ははっ、君って真面目だね。
 そんな堅苦しいのじゃなくて、食事でも一緒にどうかなと思って」
「もちろん、2人きりで」
「えっ、あ、あの……それって」
 いきなりのことに、私は何て言ったらいいか分からず、ひたすら言葉を探す。
 そこへ、長身な影が割り込んできた。
「雛、帰るよ」



このさ〜〜〜っ、
圧倒的雛の身内感だしてくる『久世円』……。



はぁ、癖です。



帰る場所が一緒っていいなあ……。
(その場には乃亜もいるよ!)



「この業界で仲良くとか無理だろ」
(……そうなのかな。でも、夏の公演では
 私達、全員がひとつになれた気がするんだけど……)

(あの一体感、この舞台じゃ作り出せないって言うの……?)
「ったく、何だよその顔。
 全然分かってないんだな」
「そんなんじゃすぐ誰かに食われるよ。
 気をつけな」



この時の久世くんは
千羽さんだから牽制したわけじゃなく、
純粋に男慣れしていない雛に業界の危険性を教えてくれるってだけの話だったんですが



いやまあ、これ……

いま思うと、雛のこと大事にしてるよなあ……っ!




この『自分は擦れてしまったけど、初恋のあの子は穢れて欲しくない』というゴリゴリのエゴを秘めている久世くん、最高だよ。本当に。




▼ Scene08『本能』

(この煙……タバコ?)
 煙を辿って、茂みを覗きこむと……。
「く……久世君!?」
「なっ……雛かよ……」
「こんなところで何をやっているんですか?」
 見ると、しゃがみこんだ久世君の足元には
 空き缶がひとつ。
 煙はその久世君の手の中からたなびいていた。



み、未成年喫煙〜〜〜〜!!


良いんだ!?
未成年喫煙描写、良いんだ!?!
結構ほら……!おそらくア〜ンなことより引っかかりそうだけど……!



PCゲームって……すごい……!!


(それだけ)




▼ Scene09『ないものねだり』

「悠翔は分かる?
 ……恋愛がどういうものなのか」

「その質問に答えるのは難しいよ。
 人によって感じ方も違うわけだし」
「でも、俺は……」

 悠翔が真剣な表情を私に向けるものだから、
 落ち着かない気持ちになってしまう。
「う、うん」
「あるよ……。
 恋したこと」
「その人を誰よりも欲しくなる衝動を感じる恋を……したことがある」


は、悠翔…………!

ここ、プレイ当時「悠翔誰に恋したことあんの!?」って取り乱した。



…………うん、まあね。
悠翔のことは、とりあえず…置いとこっか。
悠翔のことは悠翔の話の時にじっくり話し合お。
ね?悠翔……。






とか悠翔のことで取り乱したけど、
ここのSceneの本題はそこじゃなくて



やっぱり『恋愛』が何かわからなくて久世くんと気まずくなってしまう雛ちゃん。
監督に怒られるし久世くんも怒ってるみたいだしでうぇ〜〜んとなったところを
華純さんと、セラくんに泣きつくんですが

華純さんは「円は演技に厳しいとこあるから……」
セラくんは「誤解してるよ!まどか、あんたに期待してんだよ!」って慰めてくれるんですよね。


セラまじで良い奴……なのは置いておいて
華純さん、ほんっっとうに久世くんのことフォローしてあげないんだよな……どこでも……。




▼ Scene10『あの日出会った彼は……』



まあそんなこんなで頑張りすぎて熱出して寝込んでしまう雛ちゃん。

ここで学校サボった久世くんがお見舞いに来てくれるんですけど、そこでようやく久世くんと和解(?)出来て良かった〜〜!となる。


久世くん、お見舞いに来てくれるしお話する時も雛の負担にならないよう「寝てろ」つって話始めるんですよ。




本当にさぁ……!
久世くんは……久世くんは、優しい子なんだよ……。(急に何)



それと、純粋にお見舞いイベントが好きです!!!



「恋は辛いけど、楽しいってのはその通りだと思う」
「ほら、俺の役……ヨハンは
 幼なじみのマリナに秘密の恋をしてるだろ?
 誰に気付かれることもなく、想いを抱えたままで生きてる」
「俺もそういう恋をした事がある。
 だから……今の俺には、ヨハンの気持ちが分かる。
 分かってやれる」
「だから、恋をしていてよかったと思っているんだ」



はぁ〜〜〜〜〜〜〜っ…………。
これは、雛、でしょ、知ってるんだぁ……っ。




……あのさ、ひとつ確認なんですけど、


久世くんって、雛以外に『恋』したことあるんですか?



女とは関係持ってるけどそれはただの遊びで、本当の恋は雛にしかしたことがない……っていう解釈でいるんですけど、これは合ってます?

久世くんのことだから役の為に恋もたくさん経験してたりする?それか本気の恋は雛だけだけど、恋の駆け引き、というか男女の駆け引きでドキドキした経験も『恋』だとカウントしてる?このへんがね、よく分からないよ。久世くん。どうなの?




「経験が必要だって言うなら、いつでも協力するけど?」
「え――――」
 抵抗する間もなく、私はベッドの上に押し倒される。
「どう? 男にこうされたことある?」
 私は声が出せず、そのまま首を横に振る。
 押さえつけられた上半身はビクともしない。
「今、どんな気持ち?」
 どう答えていいか分からず、私はただ無言で久世君を見上げる。
「……あんたが今感じてる気持ちが、
 マリナがヨハンに押し倒されたときの気持ちだ」

「あっ……!」
「好きでもない男に押し倒される気持ち、掴めたか?」


久世〜〜〜〜〜〜〜!!!!

ほんと!!そういうとこ!!!!
手が早い!!手が早いんだよ!あんたは!!


そんな!押し倒したりしたらさぁ!
手が早い久世のことだからキスなんて秒読みじゃん!?



「んで、このまま俺があんたにキスをしたら……」
 ゆっくりと近づく久世君の端正な顔立ち。
 組み伏せられたままの私は、その場で
 言い様のない複雑な気持ちを感じていた。
(私……このままキスされちゃうのかな)
 心臓がドキリと跳ねる。



ほら〜〜〜〜!!言ったじゃん!!!

てか雛!?
受け入れ態勢早くない!?
あんた……もしかして……、もう……久世のこと……!?




(ど、どうなっちゃうの……!?)
 まるで今にも破裂しそうなほどに、私の心は
 揺さぶられ続けていた。
「……ははっ、ばーか」
「えっ……」
 目を開けると、そこにはもう久世君の顔はなくて。
「俺のキスは安くないの。そう簡単にはしてやらない」


キス…………しなかった…………!?




花火大会の時は……
はーいキスだよーのノリで迫ってきた……男が……!?



キス、しなかった…………!?





これってもうさ!ね!?
そういうことじゃん……!?




花火大会の時は
【『初恋』だったけど、今は友達の1人】

現時点では
【『初恋』であり、特別な人】になってるよね……!?




久世くんの中の雛がさ、
もともと色はついていたけど
その存在がどんどん心の中で広がっていっているのがさ


本当に、本当に、…………!




というか手出し早い男が
主人公にだけ手を出さなくなる展開
やっぱりみんなみんな、大好きだよね…………っ!



〜久世円視点〜

 雛の部屋を出てから――
 俺は自分の心臓がおかしなぐらい高鳴っていることに軽くめまいを覚えた。
 あと少しであいつの唇に触れそうだったことを思い出し、そっと自分の唇に触れてみる。
「……本当に俺の事を覚えていないんだな」



ほら!ほらほらほら!ほらね!?
もう大切なんだよ!まどかは賢いからすぐ気付くでしょ!?


というか彼視点、本当に本当に神機能。愛してる。制作陣、愛してるよ。最大限の愛を。ちゅ
ここでようやく初恋の匂わせ!!!
もう全部好きです。
久世円ルート、全部好きなんですよ……。




〜久世円視点〜

「華純……」
「どうしたんだい?」
「――――環、あいつに何もするなよ」
「フフ……その名前、久々に呼ばれた」
「彼女には何もしないよ。……今は、ね」
 その笑顔は、ゾッとするほど冷たかった。
 手を離した俺の隣を、華純は悠々と通りすぎてゆく。
「……っクソ!」



はい、そしてそんな淡く育っていた久世くんの心はですね、
見事に制限がかかりましたね。


久世くんは優しいので
弟も傷つけたくないし、雛も傷つけたくないんですよ。


自分が例え雛に強い想いを抱いたとしてもですね、
これから自分に待ち受ける未来(家柄故の政略結婚)があるから自分の気持ちを伝える優先度なんて地の底より低いんですよ。




▼ Scene11『"恋"する気持ち』

「俺は雛に『恋する気持ち』を教えてやることは出来ない」
「でも、恋人の真似事なら体験させてやれる。
 本物には程遠いけど、
 少なくとも男への耐性はつくはずだ」
「だから、俺で耐性つけて本気の恋を見つけろよ」


……………。




「俺で耐性つけて本気の恋を見つけろよ」



………………。



く、久世くん、
完全に『自分は雛の相手にはならない』って決めつけてるんだね……。
あくまでも雛の恋愛特訓に『利用されるだけ』。

久世くんの気持ちは全部隠したまま……ウッ、舞台の役柄そのままじゃんか……久世……。




はい!!!!
ということで久世くんとの恋愛特訓スタートです!!!


ここで前半戦が終わり!
お疲れさまでした〜〜!!

ここからは中盤戦です!!!!!


なっっが!!!!!!
ネタばらしをすると、Scene回想は29まであります!
書き……終わるかなあ…………!?!?




「しょうがないから利用されてやる。
 感謝しなよ」

「え、えっと……続きしなくて――」
「いたっ!」

 突然おでこにデコピンをお見舞いされる。
 あまりの痛みに恨みがましく久世君を睨みつけると、呆れたようにため息をつかれた。

「雛の覚悟は認めてやる。
 けど、もうこれに懲りて
 誰かれ構わず抱かれようなんて思うなよ」
「俺が言えたことじゃないけど、
 もう少し自分を大事にしろっての」

「いたっ!」
 おまけとばかりに
 もう一発デコピンをお見舞いされた。



この恋愛特訓に至るまでのシーン、
雛ちゃんが覚悟を決めて久世くんとア〜ンな関係になってでも『恋愛』を教えてください!と頼み込み、久世くんが折れて了承という形になるのですが、

ここで「こういうの俺以外にやめろ」っていう久世くん本当に好きだな……。
デコピンしてくる久世くん、めちゃくちゃ好きだもん。



「ただし、『特訓』してやるけど、
 ……俺のことを絶対好きになるなよ」

「大丈夫です。
 絶対にありえませんから」

「ああ、その調子で頼む。
 絶対ぜーーったい好きになるなよ」



あたしゃもう好きだよ、アンタのこと。




▼ Scene13『恋愛感情の特訓〜不審な人物〜』



ここから〜〜〜!!!
ここから!私が好きな展開!
ストーカー編!!!はじまる!!!
ストーカー編でテンションをあげるな!はい。



でもさ、やっぱりストーカーから守ってくれる展開はさ、
ベタだけどめ……ちゃくちゃ好きなんですよね

久世くんルート、
ストーカーの件だったり、お見舞いの件だったり、私が恋愛過程におけるハプニング集(?)のなかで好き展開ばかりを繰り広げていくの本当にずるい。


こんな展開、全乙女が好きに決まってるのよ。



「はぁ……、で?
 俺と2人っきりで話したいことってなに?」

「ん〜……、あのね、
 多分、彼女ストーカーされてると思うんだ」



有村先輩さぁ……
ココ、ポイント高すぎない??



ストーカー男にほんの一瞬出会っただけで彼がストーカーだって見抜くし、それを雛本人には伝えないで(怖がっちゃうから)、久世くんだけに伝えるところ……ポイント高すぎない!?




それを聞いた久世くんは


「俺の知らないところで、
 雛にちょっかい出しやがって……」
「くそっ、今度見つけたら神林の野郎ぶっとばしてやる!」



彼氏面すな〜〜!!
す〜〜〜ぐ身内扱いしちゃう。雛のこと。
そういうとこ本当にだいすき。わかる。




「そう……円がそこまで
 他人に尽くすなんてね」
「もしかしたら私が思っている以上に
 君は円にとって特別な存在なのかもしれない」
「そ、そんな! 特別だなんて」
「無論、私にとってもね……」

そのあとなんやかんやあって、華純さんにも久世くんとの恋愛特訓の件を説明することになるのですが



ここね〜……ほんとね。



久世くん、華純さんが部屋に入ってきたその瞬間に楽しそうな声色を抑えて「ただの特訓だよ、仕方なく」って言うんですよ。ここの声色変える演技、本当にすごい。
『雛のことが特別』だってことを絶対にバラさないよう、バレないようにしてるんだけど、雛が……ね、ポロッとポロポロっと全て華純さんに吐き出しちゃうので……。



久世くん、ほんとすまん。そんなん分からないって。



そもそも華純さんは、雛がわざわざ久世くんとの関係性を伝えなくても『円が特別に想ってる人』だなんてこと、すぐ気付いちゃいそうだけどね。なにせ双子だし。




▼ Scene14『恋愛感情の特訓〜デートの約束〜』

(何だか最近はずっと久世君と一緒にいる気がする)
「なにニヤついてんの?」
「な、なんでもないです。
 あ、ねえ久世君。今晩も特訓出来そうですか?」

「あ、悪い。今日は外せない用があるんだ」
「外せない用……?」
(もしかして女の人に会いに行くのかな?
 だとしたら、行って欲しくないな)
(ってなに考えてんだろう私……)


雛……!!
雛…………!おまえ、もうそれは……!


それは、もう……恋の一歩だよ、雛……!!



久世くんに対して特別な感情を抱き始めた雛が、それが『恋』と知らず自分の胸のモヤモヤに疑問を持っているこの段階………………
この段階しか得られない栄養素がある




がんばれよ、雛!!!!!



 聞きたい衝動に駆られたけれど、
 結局口にすることは出来ない。
 何も言えずにいる私の頭を
 ぐしゃぐしゃと撫でてくれる。
「じゃ俺はもう行くから」
 けれど、何とか久世君を
 引き止めたくて必死で言葉を探した。

「こ、困ります。
 ここまで順調に特訓が進んできているのに……」

 話している内に妙に自分が子どもっぽく思えてきて、堪らなく恥ずかしくなってくる。
(行かないで欲しい……)
 そんな思いを込めて久世君の瞳を見つめると
 困り顔で笑われてしまった。
「あんたもそんなふうに駄々こねたりするんだな」
「ご、ごめんなさい」
「別に謝ることじゃない。
 そ、その……ちょっと嬉しかったりするし」


がんばれ!!!雛!!!



雛、こんなふうに甘えたことなんてないから
久世くんに対して可愛くない駄々のこね方をするんですけど
久世くんは雛の言葉通りに受け止めず「本当は行って欲しくないんだな」っていうのをちゃ〜んと分かってるところが良いんですよ。


こりゃ雛が恋心気付く前に
久世くんの方が先に雛の恋心に気付いちゃいそうだな!!
だって久世くんは聡い子なので…………



「君は確かに円にとって
 特別な存在なのかもしれない」
「だが、君が円の唯一になることはない。
 何があってもね」


お前のせいでな!!!


久世くんは唯一の存在を作ってしまったら環くんに狙われることも分かってるし
環くんはそれを知ってるから久世くんが唯一の存在を作ることはないって言うの

本当にさ〜〜〜!早く和解して、この双子……(もうちょっと待ってね)




▼ Scene15『恋愛感情の特訓〜初めてのデート〜』



久世くん、デートすっっごく上手い。


もうなんていうか、デートが上手い。




ショッピングして、いつもとは少し雰囲気の違うオシャレなレストランでランチして、映画観て、最後は公園で星を観て帰る…………



デート上手すぎ。



女の子がテンション上がるデートシナリオをさらっとエスコート出来ちゃう。高校一年生で。

しかもデート中も相手のこと変に緊張させずに、いつもより冗談多めでからかったりして相手の笑顔を引き出してるの



いやまじでデートが上手い。この男。
乙女ゲームにおけるデートのいろはで久しぶりに100点満点のデートのエスコートをしてくれたよ。こういうところ、本当に好きだよ、わたしは。




▼ Scene16『恋愛感情の特訓〜触れられたくない過去〜』

「私は久世家の円君だから、
 知りたいと思ったわけじゃありません」
「1人の男の子として、
 仲間としての久世君を知りたいと思ったんです」

「…………」
「久世君……私じゃ、友達になれませんか?」
「……え」
 驚いたような声とともに、腕の中の抵抗が止まった。
「私には、久世君を裏切る必要も取り入る必要もありませんから」
「……だから、私と友達になりませんか?」


ここ、久世くんルートNO.1雛の台詞


順調に恋心を育んでいたはずの雛、
なぜか久世くんと友達になっちゃった!?



んですけど、
多分久世くんが欲しかったのって、こういうモノなんだろうなって……思うんですよ。
雛が計算で「友達になろう」って言ってるわけじゃないってさすがの久世くんも分かっているはずだから
こういう言葉が久世くんにとっては一番嬉しいんだろうなって…………うっ、久世くん……良かったね……



久世くんとの恋愛感情の特訓はコレで終わり。
友達になって空いてしまった距離に(寂しいな)って感じている雛が最高にキュート




▼ Scene18『白い闇』

「どうして言うことを聞かないんだ!」
「さあ早く! 僕の言うことを聞……」
「……うぁっ」
 叫び声とともに急に手首が軽くなる。
 その反動で私の身体は地面に転がっていた。
(……え!?)
 顔を上げると、目の前に久世君が立っている。
「あんた! 何やってんだよっ!」


く、久世〜〜〜〜〜;;;;

ありがとう、久世。

来てくれるって信じてたけど、普通に雛が痛そうで可哀想で思ったよりえぐいストーカーだったから
来てくれた時の安心感が……っ、もう……!



「う、わぁっ! やめろっ!」
「あんたみたいな奴は今すぐ死ね!」
「やめてくれ……っ」
「あんた雛の気持ち考えたことあるのかよ!?
 止めろって言ったって、
 止めなかったのはどっちなんだ!?」

「そ、それは……! くっ!」
「勝手なこと言ってんじゃねぇよ!」
 地面に丸まった神林さんを
 久世くんが蹴り続けている。
(久世君……そんなことしたら……)
 よろよろと立ち上がろうとした
 私の視線の向こうに千羽さんが駆けつけてくるのが見える。

「おい久世! その位でやめておけ!
 これ以上やったら問題になる!」


千羽〜〜〜〜〜!!!

久世くん、ちょっと思ったより取り乱しちゃってアワアワしてたから千羽さん駆けつけて来てくれて本当によかった……
千羽さん本当に良いやつ。
当て馬要因wwwとかバカにしててその節は本当にごめんなさい。
あなたは問題となる部分が1ミリもないから、きっと更生プログラムには選ばれなかったんだよね……。
雛と幸せにさせてあげられなくてごめんね。



「急所は外してる。死んじゃいないよ。
 それより雛、大丈夫だったか!?」

 声と同時に、肩が温かくなる。
 久世君の胸に抱きしめられて、一気に力が抜けた。
「……怖……かった……」
 助かったんだと思った瞬間、
 また恐怖が蘇ってきて、
 震えが止まらなくなった。
「何もされてないよな? ケガは?」
 久世君の声にも、首を振ることしかできない。
 震えと涙が止まらない私の肩を
 きつく抱きしめたまま久世君がつぶやく。
「もう大丈夫だ。俺が悪かった」


うう〜〜〜〜〜〜
""良""すぎ。



良すぎだよ、久世くん……。



「……大丈夫?」
「……はい、……大丈夫です」
「……どう見ても大丈夫じゃないだろ」
「…………」
「こんな時こそ素直になりなよ。
 いつもみたいにさ」

 久世君は、うずくまったままの私を見て
 すべてを察したらしい。
 ゆっくりと近づいて来ると、
 背中から腕を回して抱きしめてくれる。
 身体ごと抱きしめられて
 ひとりじゃないんだと実感した。

「俺がもっと早く
 迎えに行っていたらこんなことにはならなかった……」
「……ごめん」
「……俺のせいだ」

(違う、久世くんのせいじゃない……)
 そう思うのに言葉に出てこなくて……、
 言葉の代わりに涙が零れ落ちる。
「ううん……久世君の……せいじゃない……」
「でも……すごく……」
「怖かった……です」

「……そうだよな。怖かったよな」


うう〜〜〜〜



これ、とりあえず警察に引き渡したあと家に戻ってきた2人なんですけど、
雛が絶対大丈夫じゃないってちゃんと部屋まで様子を伺いに来てくれるし、優しい声で慰めてくれるしさ〜!?



本当に"良"すぎ…………。
久世くん、優しすぎるんだよ。



その後1人になりたくない><って言った雛が一晩だけ久世くんの部屋にお泊まりすることになるのですが
いや〜〜〜もうさ、
この時の久世くん、もう雛のこと好きだよね?
一度は終わらせた初恋を復活させてしまったよね?


久世くんが欲しかった言葉をくれて、男女の下心抜きで雛と接するようになって、そんな中雛が危険な目に遭って、もうこれは……これはね……。
久世くん、好きになっちゃうよね……。



ほんと〜〜に神林(ストーカー)が良いスパイスになってしまったじゃん!どうする!?乃亜!!だから言ったじゃん By乃亜)



「……くしゅんっ」
 身震いして毛布にくるまる。
 ソファの方から小さな声がした。
「……寒い?」
「……はい、少し」
「そっち行っていい?」
「えっ、は、はい……」
(どうしてこっちに来るんだろう……???)

 暗がりの中で起き上がる気配がして、
 久世君がベッドにもぐりこんで来る。
「ちょ、ちょっと久世君……!?」
「約束したから何もしない。
 この方が寒くないだろ?」
「俺のことはゆたんぽだと思えばいい」


久世くんって、多分女の子と一緒の布団で寝た時に「何もしなかった」ことなんてないと思うんですよね。

きっと、そうやって生きてきたから。

でもベッドでやることなんて一つだろって言ってる久世くんが、雛とベッドに入った時だけはまじで手を出さないの、本当に……、ここだよね。


ほかの女と接するときの"違い"ってやつ。



そんなん見せつけられたらさぁ、好きになるじゃん。わたしが。



「……なあ、雛」
「世の中の男には神林みたいな男もいるけど、
 全部の男があんなんだと思うなよ」

「……はい」
「いい男はこの世に山ほどいる」
「雛はいつかその中の1人と恋に落ちるんだ。
 そんで、いろんな感情を知ることになる」
「ドキドキとか、ワクワクとか、寂しいや、切ないとか……、愛おしいとか、そういう感情を知っていくんだよ」
「そしたら、あんたの演技にはもっともっと
 磨きがかかっていく」

「俺はそんなあんたの芝居を見るのを楽しみにしてるよ」
「……たまには相手役をやりたいけど……、
 それは叶わないだろうな」

「どうして……」
「俺は久世家の長男だから。
 その頃にはきっと、金のことばっか考えてると思う」

「俺には仕事があるからいいって思いながら、
 毎日金のことを考えるんだ」
「でさ、人生に疲れたなって思った時には、
 あんたの芝居を観に行く」
「雛の芝居を見ながら、やっぱいいなって、
 世の中捨てたもんじゃないなって思うんだ」
「それで、元気をわけてもらって、
 また明日からも頑張ろうって思いたい」
「だから、俺のためにも女優続けろよ」



;;;;;;



こんなの……、
こんなの、もうさ………
告白じゃん………!



久世くんからの最大の告白だよ……



久世くん、絶対絶対雛のこと好きなのに
雛と結ばれる自分の未来を絶対に描かないんだよ。




はぁ………どうして……
どうして…………!!
もっと欲張りになってよ、久世くん……



〜久世円視点〜

 いつの間にか頬が濡れて
 自分が涙を流していることに気付いた。
「こいつと……
 もっと芝居がしたかったな」

 掠れた声で漏れ出た言葉は悲しいくらいにどこまでも俺の本音だった。

 どんなにこいつを好きでも、
 家と環がそれを許さない。
 親は家に合う相応の女を
 環は俺の不幸を望んでいるから。

「雛は忘れているかもしれないけど
 俺は忘れたことなんか一度もなかったんだよ」

(だけど……)
 隣で眠るこいつの寝息を聞いていられるのは
 きっと今日が最初で最後。
 眠るのが惜しくて、1分、1秒が何よりも貴重で
 俺はいつまでもその寝顔を見つめていた。



気が狂うが。






久世円、気が狂うが?!






「雛は忘れているかもしれないけど
 俺は忘れたことなんか一度もなかったんだよ」


この台詞はさぁ〜、だめじゃん?



この台詞嫌いな乙女なんているわけないじゃん?



久世くんの気持ちはちゃんとそこにあるのに、誰かに伝えることすら罪になってしまうんだよ。
少なくとも久世くんはそう思ってるんだよ……。



(久世君がいないと……寂しい)
 近くにいると安心できて、久世君が笑うと嬉しくて、その顔をずっと見ていたいと思う。
(これって、もしかして……)
 初めて感じる気持ちだった。
(私……久世君のこと……)
 ふいに舞い降りた感情にとまどいながら
 初めて生まれたその気持ちを
 大切にしたいと――思った。

対する雛は!ここでようやく!
芽生えた自分の気持ちに向き合います!!
おめでとう、雛。
君はもう『自分がない』なんてことはない女優になれたよ。




▼ Scene24『千秋楽当日』



そこからなんやかんやあって
久世くん(in 環)がスキャンダル起こして舞台降板になったり、連絡取りたがってた雛にセラが電話を貸してあげたり(セラくんナイスすぎ)、『Beautiful Monster』の千秋楽にようやっと来てくれた久世くんが悔しがってたりしたんですけど、まあ書きたいとこだけ書くので省略します

ようやく後半戦!!!!



 ラウンジへ入ると、みんながまだ起きているのか
 やけに騒がしかった。
 ……不自然なくらいに。
(どうしたんだろう……?)
「どうかした? 何があったの?」
「お出迎えも無しになーにさわいでんの?」
 2人が声をかけても、特に反応することなく
 騒ぎは続いていた。
 不思議に思いながら、みんなに近づくと……
 その中心には思いもよらない人物がいた。
「……」
「久世君……っ!?」
「あー、久世君だ!
 え、髪どうしたの!?」



あー、久世くんだ!



え…………髪…………?




髪…………、どうしたの…………!?!





久世、くん……!?久世くんの……!
パーフェクトで最高ビジュアルだった
あの素敵な……さらさらヘアは…………!?!






切っ……………………………!!?






久世円ルート
唯一の不満点







「……もう、俺がヨハンになることはない。
 だったらせめて、あんたと同じ舞台に立ちたい」

「久世君……。
 だ、だったら……今、ヨハンになってください」

「は?」

「……ねえヨハン、恋をしたら
 誰でも醜い心を持ってしまうの?」

「っ!」
「……マリナ、恋をしたことで醜い感情を持ってしまっても、恋をする姿は美しい」

「私は、このままギルバートを愛し続けてしまっていいの?」
「……それが、マリナの幸せなら。
 俺は……俺は、応援する」

(ああ、久世君のヨハンだ……
 私が求めてた、ヨハン)



『Beautiful Monster』、結局久世くんが演じきることがなかったの、地味にショックだったな……。


あんなに役に真摯に向き合ってる久世くんが、どうしてこんな目に遭わなきゃいけなかったの?
本当に今でも謎。なんでこんなことした?なあ、華純……。



久世くんはさぁ、もう、全部分かってんだよ。
この先長く役者が続けられないってコトも、好きなひとと結ばれることはないってコトも、久世家のために人生を捧げるってコトも、全部分かってんだよ。



ヨハンを演じることは、そんな久世くんの数少ない願いだったのに……!!



なあ、華純………………。




▼ Scene26『指先から伝わる気持ち』



それからなんやかんやあって雛が久世くんに告白したり、振られたり、クリスマス公演で久世くんは芸能界を引退する予定だと言われたり、環くんの本性が明らかになったり、久世くんとは気まずいままだったり、でまあ色々あったんですけど、そこから久世くんと過ごせる最後の夜(クリスマス公演の前夜)まで雛たちは会話もせず日々を過ごすんですね。


みんなでクリスマスパーティーしよ〜!いえ〜い!つってクリスマスパーティーしてさ



 ふと横を見れば、手を伸ばせば触れられる距離に
 久世君がいた。
 思わず、久世君の指先に触れる。
「……っ」
 一瞬、目が合った後、顔を逸らされ、
 触れた指先が離れたかと思うと……。
「……」
(あっ……)
 すぐに温かいぬくもりが私の手を包んでくれた。
(手を繋いでくれた……)
 視界が涙でにじむ。
 それだけで嬉しくて、私は少しだけ泣いてしまった。
(暗くてよかった……)
 泣いても気付かれることはない。
 この時間がずっと続けばいいのに……。
 そう思わずにはいられなかった。


こ、ここ…………;;

ここ、久世円ルートで一番好きな描写……っ;;




このシーン、スチル+セラくんの切ない歌声BGMでテキスト送るもんだから本当にボロボロ泣きながら読んだ。




最後……最後なんだよ……
2人とも分かってんだよ……
久世くん、雛のこと、すっごく好きなんだよ……



だけどさあ!
それを家と環が許さないから!
本当は両想いなのに!絶対それを伝えてくれなくて!
こうやって誰も見てないような暗い中で、会話もせず、ただぎゅって、雛の手を握ることしか……それしか出来ないんだよ……

それだけが、久世くんの唯一溢れた感情なんだよ……!




両想いなのに別れが決まってて、最後にお互いに触れる描写、本当に大好き。ボロボロ泣いた。




▼ Scene29『私はあなたが好きです』



う、う〜〜〜〜〜〜〜;;


あああ〜〜〜〜;;;;;;



もう泣いてる。泣いた。
シーンタイトルで泣く。



「……なあ、今さらだけどいいか?」
「え……?」
「俺、あんたのこと……ずっと好きだった」
「久世君……」
「……いや、今も好き」
「……初めてあんたに告白されたときだって、
 本当はちゃんと返事したかった」
「でも、環のこととか、家のこと考えたら、
 ああするしかなかった……」
「だけど、もう考えるのやめるよ。
 考えるのやめて、自分の気持ちに正直になる」
「俺は雛が……好きだ」



う、うう、ぁあ;;;;;;
あああ;;;;





良かった、良かった本当に




久世くんが、雛のこと「好きだ」って言えて

本当に、本当に良かった。



あんなに自分のこと臆病だって言っていた久世くんが、
周りのことを考えすぎて、一度も自分のことを優先出来なかった久世くんが、

ようやく、自分の気持ちを、
雛のことが好きだって
言えたこと…………




本当に、本当に、良かった。




「俺、あんたのこと……ずっと好きだった」



久世くんが、ようやく雛に言えた言葉



これを聞いた瞬間に嗚咽を漏らしながら泣いた。
これ、感想を書くためにもう一周久世くんルートをプレイしたんですけど、そこでも号泣した。
何度でも聞きたいよ、久世くんの告白…………。




これはBlackish Houseをフルコンプしたわたしからの結論なんですけど、
結局ルートプレイ中に1番泣いたのは久世円くんでしたし、何度でも恋をしたいのも久世円くんだったよ。

さすがBlackish House2周目でトドメを刺してきた男なだけあるよ。だいすきだよ。




「久世君……私、久世君が……」
「大好きです」

「俺も」
「大好きだよ」



ここで終わらす久世円ルート…………!!

本当にありがとうございました。
円雛、絶対に絶対に幸せになって。




BADに関しては基本環くんが病むか死ぬかのどちらかなんですけど、
環くんな〜〜……。
基本的に『誤解』ですべて決着ついたけど、やっていいこととやっちゃいけないことあるよ!?となる。
久世くんが貴方のことを大事にしてることもちゃんと理解してほしい。なんとも言えない気持ちになる。もや。

というかBlackish House上における『兄』
弟のことが大事すぎる傾向にあるけど、弟側はそれを受け入れない描写があるのがチョットな……と思う。
好意は素直に受け取りなよ。




BADのひとつにスキャンダルの件で戻ってこなくなった久世くんが芸能界から姿を消して、数年後テレビに出たと思ったら結婚記者会見だった――ってのを普通のOLになった雛が観る、っていうBADがあるんですけど、
個人的にこっちの方が一番ありえた未来で怖かったな。


久世くんとここまで一緒に歩んできて来れて本当に良かった。久世くんの手を掴むことができて、本当に良かった。




円雛、永遠に幸あれ――――





▼ Blackish House sideZの久世円



おまけ。

sideZにて久世くんと初対面したシーン



「なあ、今、亜麻乃雛って……」
「えっ?」
 悠翔と話していたと思っていた久世さんの視線が、気づけばこちらに向けられていた。
 そのまま、ジーッと熱心に見つめられる。
「……」
「あ、あの……」

「……ふん」
 久世さんは顔を逸らし、そっぽを向いてしまった。
 その様子は、どこがいじけているようにも取れる。


いやいやいや待て待て待て



え……?
sideZの久世円……!?




聞いてない、こんな
こんな共通パートで初恋匂わせるなんて聞いてないよ!!




sideAの共通パート、
何度読んでも久世くんとの初対面時に特別な反応をしてくれないから(なんの反応もないんかい!)とか思ってたのに。に!



sideZなに!?!?
そんなのだめじゃん!!!



sideZから始まる久世円ルートって、ないんですか……?!







おわり!


カラッとした性格なわりに、自分のことを決して優先しない久世くん、本当に好きでした。
間違いなくBlackish House sideA→における
最高のルートだったよ……!

やっぱり自分の気持ちに蓋をしてしまう男は最高なんだよ



そしてお借りした小冊子内に
久世円は『子どもぶった大人』と書かれているんですけど


これ本当にな〜〜!?
すごいな〜〜〜〜!?



久世くん、やってる行動は女遊びだったり、喫煙だったり、喧嘩だったり、もう傍から見たら完全に『反抗期の男子高校生』なのよ。


むしゃくしゃしたから喧嘩する。
抱きたいから女を抱く。


でも自分のその先の歩む道は理解してるし、
好きな女の子と結ばれないことも知ってるし、
『久世家』に生まれたから妬み恨みも受け入れる。


こんなの高校1年生が抱える気持ちじゃないよ。


本当は『フツーの男子高校生の久世円』にずっとなりたかったんだよ。
『久世家の円くん』じゃなくて、『自分』を見て欲しかったんだよ。
だから子どもぶって、俺はここだぞ、ってアピールしてたんだよ。



『フツーの久世円』として見てくれる雛ちゃんの存在が、どれだけ円にとって嬉しかったことか!



円雛本当に大好きだよ。
円雛に関してはおそらくこれからお家問題などなど試練がたくさんあるんだろうな。


いいんですよ、そのへんの様子、私にチラッと見せてくれても……いいんですけどね??


お家問題でゴタゴタする久世家に対して、腹を括った久世くんが真摯にお家と向き合う様子とか……ほら、見せてくれてもいいんですよ。ね?


ぜひそこのところをね、
あの……なにかお出ししていただけたら……ね?




……………。






結論




久世円のお顔って最高だよね!!!!








以上、お疲れさまでした。


あと何人か個別で書きたい人たちがいるので
もうしばらくね……!
お付き合いください。



やちょうさんでした。